前節、横浜FCと対戦した熊本は、立ち上がり4分にクロスからネットを揺らされて先制を許すと、その後CKと被カウンターからのミスで追加点を許して前半で3点のビハインドを負う展開に。後半から前線の交代カードを切って反撃に出たが、さらに2点を失って0-5と大敗。鹿児島に抜かれて降格圏に転落した。
ボール保持率やパス本数では横浜FCを上回ったが、前々節・岡山戦に続いてシュートに持ち込んだ機会が極端に少なく、チャンスを作れなかった。39失点はリーグワーストとなっており、失点を減らすことも課題だが、勝点を積み上げるためには得点が不可欠。自分たちでボールを保持して動かすことはできているからこそ、最後の質を高めて得点に結びつけ、4試合ぶりの勝利を挙げて踏みとどまりたい。
愛媛は前節・甲府戦、キックオフ早々に左サイドを破られて先制を許した。しかし、後半立ち上がりに尾崎 優成からの縦パスを受けた茂木 駿佑が見事なターンから右足でゴールへ突き刺して追いつくと、さらにクロスの折り返しから深澤 佑太が決めて逆転。終盤にかけて押し込まれる場面もありながら、GK徳重 健太の好守などでしのぎ、天皇杯2回戦・岡山戦も含めて公式戦4連勝を飾っている。
前々節・清水戦後に石丸 清隆監督が「思い切って足を振ろうというのを合言葉にしている」と語っているように、ゴールに向かう積極性が結果につながり、リードを許しても自信を持って戦えていることがうかがえる。熊本との前回対戦では終盤に勝ち越しゴールを許して敗れているため、今節は勝ち切りたいところだろう。
お互いに自陣からボールをつなぐスタイル同士、プレッシャーの掛け合いとそれをどうはがすかにも注目だ。
[ 文:井芹 貴志 ]


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