切実に求めた“光”。90分を終えた先に待っていたのは……
ヴァンフォーレ甲府
--勝っていないので満足はないと思いますが、無失点に抑えたことはどう受け止めていますか?最低限の仕事はやれたと思っています。 --久しぶりのリーグ戦出場ですが、アップ時から高揚感や緊張感などはありましたか?特別なものはないですが、初めてのスタジアムだったので、ジメジメした空気感の中でプレーしたらどうなるかなと思っていました。 --雨が降ってもレゾナックドーム大分の屋根が閉められないことは知っていましたか?その情報は事前に聞いていましたが、雨の中で試合をしたことはあるので気になりませんでした(笑)。 --後半の終盤から7分間のアディショナルタイムにはご自身の好セーブも複数回ありましたが、どんな気持ちでプレーしていましたか?(シュートシーンは)難しいシーンではなかったです。枠を外れているシュートもありました。ああいうシュートを止めないと自分がこのチームで生き残っていけない。
大分トリニータ
監督
雨の中、そしてレゾナックドーム大分の屋根が閉まらない中、ファン・サポーターの方々にとっては少し濡れるような状況だったのだが、本当にたくさんの方々にわれわれの勝利を期待してお越しいただいた。そして、われわれがドームに入るときにも激励、応援で迎えていただき、いまのわれわれの状況、ホームで勝つことができていないという中で、勝利への期待をすごく感じるゲームだった。 われわれは今季、ホームではまだ1勝しかできておらず、今日のゲームも引き分けに終わった。何度も会見の場でこういった話をするのだが、選手たちは今日のゲームに対して、スタートから最後まで、勝つために準備してきたこと、そして自分にできることをトライしてくれていると思う。 そういう中でなかなか勝利につながらないというのは、私自身が選手の力を引き出し切れていない部分や戦術などの問題で、そういったところは申し訳なく思うし、責任を感じるところでもある。次(次節・いわき戦)はアウェイになるが、中断期間の前にはホームで清水戦がある。強い清水ではあるが、次こそは勝点3を取れるゲームができるよう、まずは次のいわき戦に向けてしっかりと全員で準備して立ち向かっていきたい。 ゲームについては今日、甲府さんのメンバーを見たときに4バックにもできるし、3バックにもできる。これまでの傾向では[3-4-3]だったので、おそらく3バックではないかと予想した。試合に入ってみて、そういった形で戦ってきた中、自分たちの攻撃の部分、そして守備の部分でも、選手たちは準備してきたことをトライしてくれた。ただ、なかなか攻撃のところでの動かしを含め、最後のところ、シュートの形については、やはり前半は難しさがあったと思う。 後半は、強固な甲府さんの[5-4-1]をどう崩すかというところで、どういうふうに自分たちがゲームメークしてチャンスにつなげていくかを選手たちに提示した。それをトライした中で何度かシュートはあったが、決定機というところまではなかなかいかなかったと思う。ラストパスやクロスの精度、シュートの部分もあったかもしれない。今季はまだ18点しか挙げられていないことが、こういうゲームになる中でも顕著に出てしまった。まだまだ、そういう課題を全員でクリアできるよう、当事者の選手たちを含めて突き詰めてやってもらいたい。 甲府さんもなかなか勝利がなく、われわれも連敗してホームで勝つことができていない中で、どちらも勝ちたい試合だったと思う。慎重になる部分やそこまでリスクを冒せない部分など、いろいろな駆け引きがあったゲームだった。甲府さんには外国籍のパワフルな選手、クオリティーのある選手がいるので、われわれとしてはカウンターの脅威からピンチにならないようにリスク管理をしていたが、そういうところの対応は選手がしっかりバランスをとって無失点で終え、非常にポジティブだったと思う。また次のいわき戦に向けてもそういうところを含めて継続し、次は得点を挙げて勝利できるよう、また選手たちとトライしていきたい。
ヴァンフォーレ甲府
監督
勝点3を目指してここまで来ましたけど、なかなか結果が出せずに残念な気持ちが1つあります。 試合の内容のほうですが、立ち上がりに彼ら(大分)が3バックでスタートして、圧力を感じながらゲームに入ったと思います。ただ、何かすごく大きな混乱というものはなく、そこをうまく、辛抱強く、ゲームを進めて、前半は徐々に自分たちのペースも見せながらできたんじゃないかなと思います。 守備のところでは後半も引き続き、彼らの[3-5-2]というかアンカーの野村(直輝)選手のところをうまく(ピーター)ウタカが消しながらやれていましたが、アダイウトンのサイドのほうに人数を集めてきて前進してきました。人を代えながらうまく対応できたときとそうではないときがありましたが、できたんじゃないかなと思います。守備は最後、山内 康太を中心に(失点)ゼロで抑えたということは、われわれにとっては良かったことだなと思います。 --ここ最近後半から投入することが多かったピーター ウタカ選手を先発で起用した意図は?ボールの収まりに関してはウタカは非常に良いものを持っているので、それを起点にするというのは、相手が4バック、あるいは途中で3バックに変えてくるというのも想定しながら考えてスタートにしました。ウタカがスタートの理由の1つはそこにあります。
大分トリニータ
GK 22
ムン キョンゴン
--試合を振り返って。また、3試合ぶりの無失点について。今日はしっかりボールを持って攻撃できていたのだが、得点が奪えなくて残念な結果となった。GKとしては失点しないことが一番だと思っていた中で、僕がセーブするのもいいが、その前にコーチングして僕のところまでボールが来ないようにすることが大事。守備範囲や背後のケアにも気をつけていた。 --出場にあたって片野坂 知宏監督から求められたことは?また、手ごたえは?僕はボールをつなぐことが得意なので、「相手のプレッシャーに対しても蹴らずにつなごう」と言われていた。ある程度はできたが、さらに細かいところを周囲の選手と合わせていければもっと良い試合ができると思う。
DF 44
吉田 真那斗
--ファーストプレーからチャンスを演出した。手ごたえは?ああいうシーンを作れたのは自分の良さでもあるし、良い入りだった。 --プロになってからは3バックシステムは初めてだったと思うが。大学時代にも少しやっていたというのもあったし、外から行くことだったり1対1の部分は自分の良さなので、今日は良かった。 --合流数日での初出場となったが、フィットの度合いは?もうちょっと。まだうまく自分の特徴をつかんでもらえていない感じがするので、練習からもっとすり合わせていきたい。でも、フィットしていない感じはなく、しっかり溶け込めていたと思う。