2024/10/27 (日) 14:03 KO
第36節
栃木SC
栃木SC
0
-1
清水エスパルス
清水
50'
入場者数: 16,476人
天候: 曇|気温: 23.5℃|湿度: 56%
大一番の“明”と“暗”。逃げ切った清水は3年ぶりにJ1へ!
清水エスパルス
--このタイミングで今季初めてリーグ戦での出番が来た。昇格を懸けた試合で、非常に大事な試合であることは事実ですが、長いシーズンにおける38試合のうちの1試合という捉え方もできます。自分としては大きなチャンスだなと思っていた一方で、気負い過ぎることもなく、うまく消化して試合に臨めたと思います。 --気持ちの作り方について。GKのチャンスというのは急に来るものです。鹿島のときにソガさん(曽ヶ端 準)、清水に来てから西部 洋平さんと話をさせていただく中で、チャンスが来たとき、慌てることなくどれだけ自分を信じてやれるのかが大事だと伝えられていました。いつチャンスが来るのかは、そのときにしか分かりません。それを信じ続けることは、正直なかなか難しいことでした。いざこうしてチャンスをもらったときに、決して慌てることなく、「自分のやるべきことをやってきたから大丈夫だ」と思えたのは、そういった方々の言葉の重みがあった上で、日常の中で自分がやってきたことに自信を持てていたからだと思っています。
--昇格が決まった。とにかくホッとしました。僕らの目標は優勝ではありますが、まずは1つ目の壁であった昇格をここで成し遂げられたので、心の底からホッとしています。 --決勝ゴールを振り返って。前半は厳しい時間帯が続きましたが、無失点で抑えることができました。その前半は、CKの数も少なかったです。ただ、後半に入って、みんながやるべきことをやってくれたので、自分のゴールが生まれました。ニアで(中村)亮太朗が触ってくれて、自分は押し込むだけでした。練習でやってきた成果が出たのではないかと思います。 --残り2試合に向けて。とにかく残りの2試合で2勝すれば優勝が決まります。今日は昇格が決まりましたが、あくまでも目標は優勝なので、そこに向かってみんなで頑張っていきます。
栃木SC
監督
この状況の中で選手が積極的にやってくれた前半だったと思います。ただ、少し守備のところですが、右サイドがちょっとズレられないところが1本あったので、それくらいでした。あとは前から奪いにいくこと、スライドを速くするところをやれていました。攻撃についてはボランチの位置が低いので、もう少しボランチでボールを持てるよねというところと、サイドで高い位置を取りながら幅広い攻撃もしていくよというところで後半に送り出しました。ただ、思ったよりもわれわれの左サイドで、前半もちょっとありましたけど、スライドしているけれどなかなか間に合わないところがあり、後半の入りがどうだったのかというのはあります。相手のパスが足元に入っていくと良いサッカーをされるというところだったので、もう少し(失点)ゼロで進んでいけば、相手はおそらく2トップが出てきて背後に蹴ってくるという作業になるなという予想があったのですが、後半(開始)早々に失点したのはちょっと残念だったと思います。 失点したあとは当然、清水さんはテンポが良くなりますから、そのテンポに負けずにボールを奪って点を取る作業が必要だと思っています。後半に2つほどチャンスがありましたが、そういうところで点を取り切るとか、あとは全体的にプレスが掛かってボールを回収したときにロストが少なくなるともう少しラクだと思います。そこでボールを取られてしまうとか、ワンタッチでパスミスをしてしまうとか、そういうところが(起きないように)もう少しできるようになると、相手をもう少し追い込められたのかなと思っています。メンバーを代えることで点を取り返したかったのですが、なかなか得点を取るところまでいかなかったので、残念な結果になったというところです。 こういう立ち位置にいるので、選手としてはなかなか硬くなっているし、これで点を取るというのは難しかったなと。ここを突破してほしかったと思いますが、そこはもう少し取れるような戦略を私のほうから提供できれば良かったなと思います。ただ、なかなか難しかったなと思います。 --J2残留を目標に戦ってきて、今日J3降格が決まったわけですが、率直な感想を教えてください。ものすごく申し訳ないと思っています。残留することと、このチームを変えていくところがありましたが、変化させながら戦っていく必要はありました。守備の安定を考えるのであれば、それまでマンツーマン的なところがすごく強かったので、それをボールを中心に守るように判断を変えていこうとしました。あとは失点するときはラインが深くてペナルティーエリア内にいるということがあったので、そこを改善するとか、そういう作業をしながら進んでいく中で選手はよく頑張ってくれました。今日の相手にあれくらい積極的にプレスを掛けるわけですから、そういうところがもっと早くできるようになれば良かったと思っています。
清水エスパルス
監督
この瞬間をお届けすることをだいぶお待たせしてしまいました。この栃木の地まで6,000人以上のサポーター・ファミリーが駆けつけてくれて、ともに戦ってくれたからこそ、序盤の苦しい時間帯をなんとか耐えしのぐことができたと思っています。ハーフタイムに、「後半に入れば必ず相手は落ちてくる。そこで仕留めよう」という話をした中、選手たちがセットプレーで仕留めてくれました。 (北川 航也の退場によって)数的不利になったあとは、この1点をなんとか死守する、そのために意思統一してファイトしたからこそ、1点差で逃げ切ることができました。メンタル的にもフィジカル的にもタフになったと思います。 ただ、先ほど航也にはお説教をしてきました。1つあそこはグッと我慢しなきゃいけないシーンです。彼がより素晴らしい人間に、素晴らしいキャプテンになれるように、また奮起してほしいなと思います。 --1点差で終盤に突入し、昨季のプレーオフ決勝を思い出した人もいると思う。当時といまとで変わったと感じる点は?我慢強さ、自分たちから崩れないところには自信を持てています。退場者を出したあと、ガタガタッといくのではなくて、負の連鎖をすぐに止めることができました。普段からミスを連続させないこと、自分たちから崩れないことを口酸っぱく言ってきたので、そのような我慢強さ、忍耐強さはついてきていると思います。 あとは、今日で今季24回目の勝利です。勝利という成功体験を積み重ねたことが、いまにつながっていると思います。 --2試合を残して昇格を決めた。われわれにとって昇格は最低限の目標です。キャンプが始まる前から、「今季はチャンピオンになって昇格する」と言い続けてきました。あと2つ、ホームで戦うことができるので、必ず2連勝して、タイトルを獲って昇格できるように、また気を引き締めてやっていきます。
栃木SC
MF 4
佐藤 祥
--前半は悪くない戦いでしたが。前半だけ良くても勝たなければ意味がないし、栃木SCを愛する皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。 --前半は悪くなかったけれど、後半の立ち上がりが悪く、そこで失点を喫してしまったという流れでした。前半は良い流れで進んでいって、良い形でコンパクトに守れたと思います。「後半ももう1回、前半のような戦いをしよう」とみんなで話していましたが、それがどうしてもできなかった事実があり、そこのスキを突かれたと思います。 --「できなかった」というのはチームとして表現がそろわなかったということですか?そうですね。選手個人がどうというよりも、みんな口では「前半のようにやろう」と言っていましたが、実際にやれていなかったです。それが実力だし、相手はそういう小さなスキを突けるチームです。そういうものが今年、この試合だけではなくたくさんあったと思います。 --これでJ3降格が決まりました。栃木SCを応援するサポーター、そしてフロントスタッフ、そういう栃木を支えてくれる人たちがたくさんいる中、そういう人たちのために頑張ろうという話をずっとしていました。まずはそういう人たちに対して申し訳ないという気持ちです。キャプテンという立場でもっとできたんじゃないかというのをずっと考えています。
FW 29
矢野 貴章
良い入りができましたが、後半の冒頭のところで相手に流れを持っていかれて失点し、それが敗戦につながったと思います。J3に降格したことについては、今日の試合がどうかということではないと思います。ここまで36試合を戦ってきた中で出てしまった結果だと思います。 --今季ここまで36試合を戦ってきて、率直に感じることは?こういうエスパルスのような相手にも十分戦えるだけの力はあると思います。でも、やっぱりこういう戦いを毎試合続けて出していくことができないというのが僕らの力だと思います。エスパルスは継続して力を発揮できるから今日のような結果(J1昇格)をつかめるわけで、僕らにはそういう力が単純に足りなかったと思います。もちろん、細かいところで言えば、まだまだ僕らには力が足りない部分がたくさんあるし、J2を戦っていても相手のほうがうまいというのが現状です。でもうまくなっていく、強くなっていく、そこを目指してやっていくための本気度だったり、選手個々の努力だったりという部分では足りなかったと僕は思います。