今節で清水はJ1昇格、栃木はJ3降格が決まる可能性がある。
栃木は降格圏から脱出したいが、現在3試合連続ドローと足踏みが続く。アウェイでの前節・群馬戦は決定的なチャンスを作ったが、仕留められずにスコアレスドロー。一方でピンチには体を張ったシュートブロックが見えるなど、守備は堅調さが出てきている。そのため、堅いゲーム運びはできる状態にある。
栃木は今節で引き分け以下だと他会場の結果次第では降格が決まってしまう可能性があるが、主将の佐藤 祥は「僕たちがやることは変わらない」と“今までどおり”を強調。アグレッシブなファイトを貫くことが勝利に近づくという信念を何ら変えるつもりはない。
2016年に清水をJ1に導いた栃木の小林 伸二監督は相手の心理状態を見透かすように昇格の難しさを周囲に語っており、策略の準備を匂わせる。
栃木は勝てば、残留に望みをつなぐことができる。粘り強く戦い、ここ数戦ではなかなか決め切れていないチャンスを今度こそモノにし、勝機を手繰り寄せることができるか。
一方の清水は勝てば昇格が決まるという状況で迎えた前節、ホームで山形と対戦。75分にエース・北川 航也のゴールで先制したが、その後2ゴールを許して今季初めて逆転負けを喫した。また、ホームで敗れるのも今季初めての出来事だった。
試合後、1失点目を悔やんだ原 輝綺は「この試合で出た課題を修正できる時間はある。次につなげたい」と振り返り、切り替えることに目を向けた。秋葉 忠宏監督は「フットボールは甘くない、簡単には昇格させてもらえないと痛感するゲームだった。ただ、われわれは何も失っていない。ここからしっかりとしたマインドを持って、次の栃木戦にて昇格を決めたいと思う」と語っている。
3試合勝利なしと足踏みが続くが、今節も前節同様、勝てば文句なしで昇格が決まる。そんなチームを最大限バックアップしようと、当日は清水サポーターがカンセキスタジアムとちぎに大挙する見込みだ。前節から切り替えて、悲願達成となるか。
[ 文:鈴木 康浩 ]

