藤枝は前節、アウェイで岡山と対戦し、0-2の敗戦に終わった。岡山のプレスによりボールをなかなか前に運べず、67分にはプレッシングからボールを奪われて、そのまま先制点を献上。70分にはCKから追加点を決められた。この結果、藤枝は3連敗となり、直近6試合で見ても1分5敗と勝ちなしで苦境に立っている。須藤 大輔監督は「ミスを限りなくゼロに近づけること。あとはブレずにやり続けることをテーマに、あと1試合を自分たちらしく戦いたい」と顔を上げる。
一方の秋田は前節、甲府とのアウェイ戦を2-1で制した。開始6分、右からのクロスを梶谷 政仁が頭ですらし、最後は小松 蓮がきっちり決める。先制後は押し込まれて56分に追いつかれるも、87分に相手陣地でボールを奪ってショートカウンターを発動し、最後はゴール前に詰めていた河村 慶人が決勝点を奪った。
過去7戦では1分6敗と未勝利だった甲府に勝利し、第35節・長崎戦からの連敗を『2』で止めた。追いつかれても下を向かずに勝ち越す執念を見せ、良い流れを作ってホームで迎える最終戦に臨む。
とはいえ、油断は禁物だ。7日の練習ではキャプテンの諸岡 裕人が練習場に漂う緩い空気を察知。「最後どうやって終わりたいのか、秋田がどこを目指しているのかを考えたときにこれじゃダメだと思った」と、厳しい声をかけてチームを引き締めたという。
ましてや、秋田は藤枝に2連敗中。これまでどおりボールを保持して揺さぶってくる藤枝に対し、秋田が前から襲いかかる試合展開が予想される中、秋田は借りを返さなければならない。
5日にはベテランの蜂須賀 孝治が今季限りでの現役引退を表明し、2018年の途中から裏方としてチームを支えてきた松田 太智主務の今季限りでの退任が発表されている。彼らを笑顔で送り出すために、地元サポーターと幸せな時間を分かち合うために、そして自分たちの力を証明するために、勝ってシーズンを終わりたい。
[ 文:竹内 松裕 ]

