終盤は冷や汗をかく展開となったが……。磐田が5シーズンぶりに開幕戦で勝利
水戸ホーリーホック
FW 9
--魂のゴールでしたね。(大森)渚生が抜け出したときにボールが絶対に来ると信じて飛び込みました。最悪、僕がつぶれてもファーに誰かが入ってくれると思っていたので、ファーで受けるよりニアで受けようと思い、渚生を信じて飛び込んだ結果がゴールにつながりました。 --2年連続開幕戦ゴールです。勝点3以外必要ないゲーム。自分が開幕戦でゴールを決めたという結果はありますけど、今日は評価できる試合ではないと思います。このアウェイの地で勝点3を持って帰ることがマストに託されたタスクでした。磐田に来れなかった選手のぶんまで頑張らないといけないという思いもありましたし、森さん(森 直樹監督)の家族のぶんという思いもありました。チーム一丸となって臨んだ試合で3失点してしまったことは悔やまれる。チームとして前半を集中して守れたぶん、後半はもったいなかったと思います。
ジュビロ磐田
監督
結果には満足しています。ホームでの開幕戦を勝利できたことは非常に素晴らしいことだと思います。ボールを持っているときも、持っていないときも非常によくやってくれたと思います。もちろんまだまだ成長しなければいけませんけど、守備のところでプレスを掛けてボールを回収できたところは非常に良かったと思います。 ただ、1失点目は非常に腹が立っています。守備の原則とはまったく違う守り方になってしまいました。そこから水戸が息を吹き返したと思っています。 試合全体で言えば、選手たちは合格点だと思っています。75分間は非常に良かったんですけど、(1失点目を機に)水戸が息を吹き返して、われわれが良くなかったというよりは水戸が非常に良くプレーしたと思っています。そこでなんとか勝点3をつかみ取ることができましたけど、まだまだやらなければいけないことはたくさんあります。ここからクラブの文化やフットボールのスタイルを変えていくというところは平坦な道ではありませんけど、われわれは常にこのフットボールを発展、成長させていくというところだと思います。 --自分たちのスタイルを貫く中で、開幕戦でやれたことと課題が残ったことは? ポジティブな点はたくさんありました。ゴールシーンに限らず、いくつかのチャンスを作れていたと思います。ただ、改善点はラスト15分間です。その時間帯は選手の様子を見ても、このクラブの現在地がよく表れたと思っています。1失点目は原則に則っていれば防げたものでしたし、クラブのこと、このスカッドのことを多く学べたと思っています。2失点しましたけど、3失点目を喫してもおかしくなかった。川島 永嗣がよく防いでくれましたけど、そこがこのクラブとして改善していかなければいけないところだと思っています。個人的には3-0でリードしている状況では、そのまま終わるか、4-0の状況で終わらせるかだと思っていますけど、3-2で終わってはいけない。もっと余裕を持って勝利しなければいけないところを、自分たちで難しくしてしまったと思っています。ただ、成長には時間がかかります。今日の試合を経て、成長のプロセスはより早めなければいけないと思っています。
水戸ホーリーホック
監督
前半、始動日から積み上げてきた部分をなかなか出せなかった。後半、守備のところと攻撃のところを修正したんですけど、決められる時間帯に決められなかったことが悔いの残る結果になってしまいました。 --積み上げてきたものを出せなかった要因は?シンプルにちょっと弱気でしたね。特に前半。逃げパスだったり、体を張ってコントロールするとか、そういうところがまったくできていなかった。うまく前進できませんでした。 --3失点を喫してから、2得点を挙げました。この2得点をどのように捉えていますか?最後まであきらめずにゴールに向かったことは評価できますけど、そこまでに3失点もしているようでは、今後勝点は取れないと思っています。大いに反省しないといけないと思っています。
ジュビロ磐田
MF 23
ジョルディ クルークス
試合全体については、勝点3を取れたことは非常に良かったですけど、最後の15分間はセカンドボールを拾えないまま、相手に押し込まれてしまったので、試合をどのようにクローズさせていくかというところは自分たちで見直していかなければいけない。 --先制点のシーンについて。先制点は本当に良いボールが(佐藤)凌我から来て、(マテウス)ペイショットと(倍井)謙がすごく良い形で走ってくれていたので、そこへ流し込むだけというボールを出せたし、本当に触るだけのゴールという良い形で得点が取れたので、難しいことは何もなかったです。このチームがスタートしてからあのような、最後に選手が触るだけのゴールというのを練習してきていたので。そういう意味では本当にチームとして狙いどおりのゴールでした。 --PKはマテウス ペイショット選手に譲りましたか?もちろん自分が蹴りたかったという思いはありますけど、ペイショットは仲の良い友達でもありますし、彼自身がPKをもらって、今季に懸ける思いは分かっていたので。実際に彼がゴールを取って、チームとしてもすごく良い形になったと思います。
FW 20
佐藤 凌我
まずは結果が何より。開幕戦で勝つことが一番大事だと思っていたので、チーム全員でつかめたのは良かったと思います。 前半の立ち上がりは相手のプレスをうまくはがせるシーンがあって、そこから相手が来れなくなって、ブロックを作る流れだったので、そこの立ち上がりは良かったところですけど、ブロックを作る相手に対して、もう少し自分のところでボールを受けて前を向ければ、ブロックを一気にはがして前に向かえるシーンを作れたと思うので、そこは1つ課題が残ったと思います。 --先制点の場面では起点になりましたね?(上原)力也くんがこぼれ球を拾ってくれたところから自分がボールをもらって、ジョルディ(クルークス)がフリーなのは見えていましたし、「あとはお願いします」という感じで流しただけでした(笑)。常にジョルディとは話しているし、そこへ出せるようにいつも見ています。それが得点につながって良かったです。 --開幕戦を終えて、自分たちのスタイルを突き詰めていかなければいけないと感じたところは?崩しのところはもっともっと良くなっていくと思いますし、ビルドアップからキレイにはがしていくところももっと形は良くなっていくと思っています。守備の部分は3-0になったあとの試合の進め方のところで、わりと受けてしまったところがあったので、リードしたときに逆に自分たちが自信を持ってボールを回して、相手を引き込んで、また背後に抜けていくという戦いがシーズンを通してできるようになっていけばいいと思っています。