今季よりジョン ハッチンソン新監督を迎えた磐田は、1カ月間ほどのプレシーズンでポゼッションベースの攻撃的な新スタイルの浸透を図ってきた。攻撃では自陣の低い位置からGKがつなぎに参加しながらビルドアップを行ってゴールを目指し、守備になれば高い位置からプレッシャーを掛ける。攻守両面において非常にアグレッシブなスタイルで1年でのJ1復帰を目指すシーズンになる。
その中で注目が集まるのは新戦力。このプレシーズンを経て、トップ下のタスクにフィットして存在感を見せている佐藤 凌我や、ビルドアップにおいて精度の高いプレーで違いを示している江﨑 巧朗が新たなスタイルの中で重要な役割を担う選手になってきている。また、攻撃におけるキーポジションであるウイングで切れ味鋭いドリブルという持ち味を発揮してきた倍井 謙は、「このサッカーをやる上で数字のところやチャンスメークの量が増えていかないといけない。このチームの生命線になってくると思うので、自分自身にもプレッシャーを掛けて向上心を持ってやっていきたい」と新たな決意を示し、プロ1年目だった昨季以上の活躍を誓う。新たに生まれ変わった磐田が開幕戦でどのようなサッカーを見せるか、また2020年以来となる開幕戦での白星をつかめるかに注目だ。
一方、昨季J2を15位で終えた水戸は、残留争いを強いられた昨季の悔しさをバネに、今季はより上位進出を目指すシーズンとなる。オフには17名の新戦力が加入し、大分から完全移籍で加入した渡邉 新太や、仙台から期限付き移籍で加入した知念 哲矢ら実績がある選手に加え、昨季J3の沼津で9ゴールをマークした津久井 匠海など勢いのある若手も獲得した。プレシーズンでは鹿島に引き分け、栃木Cには6得点で快勝と一定の手ごたえをつかめており、良い状態で開幕戦へ挑めそうだ。
[ 文:森 亮太 ]
