この2試合、苦しんでいる背景には開始15分以内に失点を喫することで、自分たちが意図したゲーム運びに持ち込めないことがある。「積み上げているものは去年から変わっていない。ただ、得点がなかなか取れないところで、相手にうまく守られながらカウンターを狙われているという悪循環に陥っている。だから先に点を取りたい」(今野 泰幸)。前節も序盤から町田の洗練されたハイプレスに苦しみ、バックパスが増加したことで、先制点を許す致命的なエラーにつながった。これ以上の足踏みは許されない。この2戦の反省を生かすことが、希望を切り拓く足がかりとなるはずだ。
対する水戸は2試合を終えて1勝1敗。北九州と対戦した前節は先制されるが、CKからオウンゴールで同点、カウンターから新里 涼のJリーグ初ゴールで逆転に成功。逆境をはね返すタフなメンタリティーを発揮し、今季初勝利を飾っている。
ボールを保持する北九州に対して、前線からのハイプレスでボールを奪い、ショートカウンターを機能させた。そのパフォーマンスを継続させることが今節もカギだろう。特に前回対戦(明治安田J2第38節)ではそのハイプレスで磐田のビルドアップを遮断し、勝利を収めている。昨季の成功体験を再現したい。
[ 文:森 亮太 ]
