富山、甲府ともに開幕戦で幸先よく白星を挙げたが、連勝を狙った前節は無得点で敗れ、ゲーム内容もいまひとつだった。勝ち越しを懸けた今節は、双方にとって試金石の一戦となる。
富山は千葉と対戦した前節、押し込まれながらも粘り強く守っていたが、35分と50分に失点。その後は交代で入った武 颯や佐々木 陽次らを中心に好機は作ったもののゴールは奪えず、0-2で敗れた。小田切 道治監督は試合後、「ボールを回収して攻撃に転じる際に失ってピンチを招いた。ボールを受けるところなどで、もう少し自信を持ってプレーすべきだった」と総括。修正のカギは攻撃面にあると考えているようだ。開幕からの2戦で守備力がJ2でも通用することが分かった。今後は攻撃の機会を増やし、主導権を握る時間を作っていきたい。
システムは富山が[4-4-2]、甲府が[3-4-2-1]を採用している。富山は3バックの相手と今季初めて対戦するため、攻守ともに連係を再確認して臨みたいところ。一方の甲府は、ミラーゲームとなった前節・大宮戦でビルドアップに苦労した。就任2年目となる大塚 真司監督の下、ポゼッションスタイルの成熟を図っており、今節はミスマッチに乗じてスペースと時間を見つけながら本領を発揮したい。
甲府の選手個人に目を移すと、昨季まで富山に在籍していたマテウス レイリアや、平塚 悠知ら新戦力は随所で光るプレーを見せている。大宮戦で見せた、ゴール前に人数をかけた中央突破が成功するとムードが一気に高まるはすだ。
[ 文:赤壁 逸朗 ]
