J2降格の憂き目から、よもやの開幕4連敗。しかも、4試合でわずか1得点しか奪えていなかった札幌だが、前節はアウェイで秋田を相手に3発快勝。ようやく今季初勝利を収めた。
「ずっと取り組んできたことが徐々に実を結んできていて、それが結果に表れた」と岩政 大樹監督が話したように、序盤から攻撃陣が躍動的なプレーを連発。終盤には守勢に回る場面が増えたが、ゴール前で粘り強く体を張り、秋田の反撃を1点にとどめた。
今節は攻撃のキーマンとなっているスパチョークがタイ代表招集で不在となるが、そんな中で前節と同様のパフォーマンスを発揮できるか。
対する愛媛は今季まだ勝利がなく、前節・千葉戦で敗れて最下位へ沈んでいる。
随所でチームが狙いとしている攻撃の形は体現できており、3試合連続で先制点も奪取。攻撃面での課題はそれほど多くない。大きな問題は、リーグ最多の12失点を喫している守備面にある。
前節は絶好調の千葉攻撃陣に対して、大量5失点。被枠内シュート数は『5』であり、決定機で確実に仕留められた形だ。チームはとりわけクロス対応で苦しんでいる印象が強く、それら守備のウィークポイントの修正が喫緊の大きな課題となっている。
また、「勝てていないチームにありがちな、ミスが続くとどんどん下を向いたり、止まるような現象がある」(石丸 清隆監督)という、負のスパイラルに陥っているメンタル面の回復も、長いトンネルから脱出するには求められるところだ。
[ 文:松本 隆志 ]

