ここまで7勝1敗で首位を快走する千葉を、8位の藤枝がホームに迎える一戦。2020シーズンに加入し、2023年には藤枝の10番を背負っていた千葉の
横山 暁之が、昨季の藤枝戦では2試合でいずれも恩返しゴールを決めており、3戦連発なるかという意味で注目されるゲームだ。
藤枝は前節・鳥栖戦で今季2敗目を喫したが、自信を失うことはなく、千葉に対しても「真っ向勝負したい」と須藤 大輔監督は言う。ホームでの前々節では長崎に対して堂々と真っ向勝負して3-2で打ち勝っており、その再現をするために前節で無得点に終わった攻撃面の修正に力を注いでいる。「守りを固めてくる相手より攻撃的に来る相手のほうが戦いやすい」(
千葉 寛汰)という声もあり、点を取る自信はチームとして共有できている。
対する千葉は前々節・磐田戦で今季初黒星を喫したが、前節では良いサッカーを見せた水戸に2-1で競り勝った。2月末に加入した
カルリーニョス ジュニオがリーグ戦で初めて先発出場してチームに馴染んできたことはプラス材料。1試合平均得点数2.4はリーグ1位と、J2で最高の破壊力を見せている。
そんな千葉に対して、藤枝はまず攻撃を組み立てる
横山 暁之を「自由にさせてはいけない」(
杉田 真彦)ことを強く意識しており、特にそのキーマンとなるボランチの
杉田 真彦は藤枝で一緒にJ2昇格を勝ち取った戦友を抑えることに燃えている。
またチームとしては、右の
田中 和樹、左の
椿 直起らを軸としたサイド攻撃も非常に警戒している。特にボールを奪ってからの速い攻撃を封じるためにも、自分たちがボールを保持し、不用意な失い方をせずにきっちりと攻め切ることを重視する。
もちろん千葉もボールを握って攻め切る戦い方ができ、守備でのハイプレスという面は両チームともに持ち味としている。
立ち上がりから両者ともに攻守両面でアグレッシブに仕掛け、球際も攻め合いも相当激しくなることが予想される戦い。勝敗の行方は予想しにくいが、観る側にとって非常に楽しいゲームになることは間違いないだろう。
[ 文:前島 芳雄 ]