山形は前節、富山と対戦して0-0。連敗を『2』で止めた。それまでの2試合で計5失点を喫していた中、開幕戦以来の出場となったGKトーマス ヒュワード ベルの好セーブが必要ないほど、最終ラインまでで相手の攻撃を食い止められており、クリーンシートを達成。しかし、シュートを15本放っても得点につなげることはできず。今季初先発となった藤本 佳希がショートカウンターからポストを叩くシュートを放つなど複数の決定機を作っていただけに、悔しさが大きいドローだった。この試合では今季初めて前半開始から[3-4-3]を採用したが、まだやり慣れていない部分が多い。さらにスムーズに機能するように改善できる余地はあるが、今節はより結果にこだわって臨むことになる。
札幌は前節、ホームで長崎と対戦。51分までに0-2とリードされたが、76分に近藤 友喜が決めて1点差に迫ると、アディショナルタイムには近藤 友喜の折り返しから原 康介が決めて追いつき、引き分けに持ち込んだ。前節は大﨑 玲央が9試合ぶりの出場を果たしたこともあって前半から押し込む時間を多く作ったが、先制を許した上に2点を追う苦しい展開となったことは課題。ここまで二度の逆転勝利を収めるなど、土壇場でパワーを発揮できていることは好材料だが、今季先制できた試合は2試合のみ、そしてクリーンシートは1試合のみと守備面での不安を抱えている。武器の1つとなっているセットプレーを増やす展開に持ち込み、主導権を握りたい。
[ 文:佐藤 円 ]
