アウェイの藤枝は13試合を終えて4勝3分6敗の勝点15で13位。攻撃に人数をかけ、強気のハイラインで相手を押し切るスタイル。前々節・愛媛戦では前半だけでアンデルソンの2ゴールなどで大量4得点を挙げて勝利を収め、連敗を『4』で止めた。しかし前節・水戸戦では無得点で敗戦と、得点力に波がある状況。その前がかりなスタイルで攻撃を完結させることが重要になる。サイドのシマブク カズヨシ、大曽根 広汰らの推進力、チームの心臓部にいる浅倉 廉のテクニックなどを組み合わせて立て直しを図る。
ホームの仙台はここまで7勝4分2敗の2位。7試合負けなしと好調だ。激しい守備からのショートカウンターを得意としてきた昨季のカラーに加え、今季は攻撃面での上積みが目を引く。細かくボールを動かして相手を崩したり、宮崎 鴻や梅木 翼といったターゲットマンにロングボールを当てて2次攻撃をしたりと、攻撃の形が増加した。前節・山口戦ではこれまで少なかったセットプレーでの得点も2つ記録できた。さらに井上 詩音と荒木 駿太に加入後初ゴールが出たことも、攻撃の向上を示している。攻撃力自慢の藤枝に対しても、磨いてきた攻撃で真っ向勝負を挑み、上回れるか。
仙台と藤枝の対戦成績は、これまで4試合で藤枝が2勝2分と勝ち越している。仙台が藤枝から初勝利を収めて勢いを増すか、それとも藤枝が前節のつまずきから立て直すきっかけとなる勝利をつかむか。両者にとって大事な一戦だ。
[ 文:板垣 晴朗 ]