鳥栖は前節、ホームで甲府と対戦し、スコアレスドローで終えた。ボールを保持する鳥栖に対し、甲府はブロックを組んでカウンターで対抗する構図で試合が進む中、どちらも決め切れず。それでも、鳥栖は2試合連続無失点で勝点を積み上げた。小菊 昭雄監督は「こういうゲームを勝ち切る強いチームに成長しなければ」と振り返り、今節に向けては「秋田は特徴がハッキリしている。1週間対策をして勝点3を取りたい」と話す。
対する秋田は前節、水戸とのアウェイ戦を1-2で落とした。立ち上がりから攻め込まれる中、粘り強い守備でしのぐが、前半終了間際にクロスを押し込まれて先制を許す。しかし、後半開始直後にセットプレーの流れから小松 蓮の得点で同点に。だが、そこから流れを引き寄せられず、アディショナルタイムに決勝点を決められた。
秋田は直近5試合で1分4敗と苦境を抜け出せずにいる。ただ、前節は今季二度目のスタメンに抜擢された石田 凌太郎が攻守で躍動し、彼のプレーをきっかけにエースストライカーの小松 蓮が8試合ぶりに得点を決めたのは大きなプラス要素だ。相手のマークが厳しさを増す中で、小松 蓮は「そこで工夫することが自分の進化できるポイントであり、すごく楽しみ。もっともっと研究したい」とさらなる成長を誓っている。
秋田はここ2試合、ロングボールを前線に送ってリスクを回避する試合運びを徹底している。だが、セカンドボールを奪われて前進できず、結果的に相手の攻撃回数が増えている現状があるだけに、チームですり合わせて試合運びを改善したい。
これまでの総得点のうち、セットプレーでの得点が50%以上を占めているという共通項がある両チーム。一つひとつのリスタートも見逃せない、緊迫した一戦になりそうだ。
[ 文:竹内 松裕 ]

