先制され、PKも失敗。それでもくじけなかったいわきが逆転勝利
いわきFC
--移籍を前提とした手続きと準備のためチームを離脱することになりましたが、離脱前最後の試合を終えて。みんなが勝たせてくれた試合でした。自分自身、涙脆くて最後の挨拶のときは泣いてしまいました。自分はいわきで育って、田村 雄三監督に厳しくされて、いまがある。覚悟を持って決断したことなので、いろいろ思い返すと涙が自然と出てきました。最後絶対に勝って終わることがみんなへのプレゼントだと覚悟を決めて試合に臨みました。 --加入したときと比べて、サッカーに対する意識は変わりましたか?いわきに加入したときは油を使った料理をたくさん食べてしまい、食事のことで指導を受けることもありました。渡邉 匠コーチと真面目に話し合って、プロサッカー選手としての意識を変えていかないと生きていけないと自覚できたので、それからは自分が成長できることにフォーカスして頑張ってきました。 --後半にシュート場面が一度ありましたが、得点したい気持ちは普段以上にありましたか?得点を決めていたら持ってる男として終えられましたね(笑)。決められないということは持っていなかったです。 --最後に逆転したことはこれからにつながりますか?押し込まれる時間が長くなっても守れるようなチームになってきた。アタッカーが強力な相手にも負けないチームになってきた。強いいわきFCをこれからは見せてほしい。
RB大宮アルディージャ
監督
今日は12,000人ほどのサポーターの方が集まってくれたのですが、勝利という形は実現できず、信じて集まってもらった中で、チームを預かる監督としては申し訳なく思っています。 ゲームのほうは、展開的には相手のダイレクトなサッカーに対応しながら、逆に言えばセカンドを拾い上げたら、ときにはチャンスが来るというところだったと思います。 得点はカプリーニが落ち着いてくれて、ペナ(ペナルティーエリア内)のところでしっかりジャッジして得点に結びついたが、そのほかが急ぎ過ぎたというか、的確なジャッジでないところがあった。決めないとやられるゲームで、決め切らないとそうなるよねというゲームだった。こういうゲームが続くと思うというのは、全体に対して(試合後のロッカーで)話してきた。 ミドルサードまでの対応などいろいろあったが、ゴール前でやられたな、仕留められなかったという形なので、自分の指導も含めて、細かいところをもう少し徹底すればと思っているし、徹底し切れないという私の問題がある。そのへんを整理して進んでいきたい。 いずれにしても、今日、選手はすごく良いモチベーションで試合に入ってくれた。サポーターの方からも随分厳しいブーイングを受けたが、私に向けてのものだと思っている。選手は必死にやっているし、選手は称えられるべきだと思う。指揮官としてブーイングを受け止めて、反省して、次につなげていきたい。とはいえ、リーグ戦は続いていく。リカバリーして、しっかりしたパフォーマンスから勝ち切るということがテーマになると思う。全体を見直してやっていきたい。
いわきFC
監督
NACK5スタジアム大宮に1,200人近くの方が来てくれたと聞いています。声援が力になりました。谷村 海那選手のラストゲームということで、90分プラスα(の時間で)選手が躍動してくれました。何よりグラウンドに気持ちが落ちていました。 --今節をもって移籍を前提とした手続きと準備のためにチームを離脱する谷村選手との思い出について。私自身、彼と大喧嘩を3回くらいしています。それでも彼は、へこたれず影の努力を続けることも知っていました。夜な夜なランニングして体脂肪を減らそうとしたり、栄養面も一番気を遣っている選手でした。一緒に過ごした6年間すべてが思い出です。 --谷村選手がいわきに残したものは?いわきFCのフットボールを体現する1人です。サッカー以外のところも含めて見本となる選手だった。オファーが来てステップアップすることは私自身うれしかったです。努力を続ければ報われるという姿勢を見せてくれました。 --後半、インテンシティーを落とさずに戦えた要因は?前半は相手を見てサッカーをすることができなかったです。ワイドのところはクロスがニアサイドに引っかかってカウンターを発動させてしまいました。今日のテーマだった、“相手より襲いかかること、相手より前でプレーすること、強度を落とさずやること”が大事だったので、選手がうまく体現してくれました。
RB大宮アルディージャ
MF 20
下口 稚葉
なんとか1個こじ開けたかった。僕が出ていたときはまだ1-1だったので、2点目をどう取るかというところと、崩れないようにしながらどう取るかということを頭に入れていた。ラッソ(ファビアン ゴンザレス)も入って、勢いに乗れていたところもあったし、(ウイングバックとして出ていた)右からも少しずつ入れていた。フィニッシュの場面でも、外から自分が入っていったところで、そこでもらえればというシーンも何回かあった。自分も行き切れなかったというところと、視界に入っていなかったかなというところ。自分がもっと大きいアクションをしたり、あと1メートル入っていくなど、出されなかった理由を探すよりも、自分が改善できるところを見つめ直してプレーしたいというのは、いま感じている気持ち。 こういうときに人のせいにするのは簡単。自分が何をできたかというのを見つめ直したい。
FW 42
藤井 一志
僕が決めるところを決めていれば勝っていたと思う。前回の試合(前節・大分戦)も0-0で入っていって結果を残せなかったし、ストライカーとして責任を感じている。練習あるのみだし、自分がふがいないと感じている。 出た試合では必ず決定機に絡むことができている。そこのゴール前で相手のイヤなことをするということに関しての自信はいまあるので、最後の質を上げていければと思うし、自分が点を取ればチームも勝てると思っている。そこに尽きる。
FW 18
津久井 匠海
あれだけの人が応援しながら、ホームで勝てなかったのが申し訳ないし、悔しい。前半にオープンな形でチャンスがあったし、そこを2-0、3-0にできるかどうかでゲームを終わらせられる可能性もあった試合だと思う。そこで決め切らないと、ああいう勢いがあるチームだとやられてしまうと思う。 僕も強い覚悟でこのチームに来たし、このチームのために何ができるのかをずっと考えていた。それが1つのゴールという形になったことはうれしかった。 結果をずっと求めているし、ゴールやアシストを狙っていかないと自分の価値はないと思っている。1つ結果が出たことは良かったと思っているが、それが勝ちにつながれば一番良い。もっとやらないといけない。