磐田は前節、アウェイで熊本に敗れ、今季三度目の連敗中。中断前に正念場を迎えている。特に熊本戦は、90分間を通じて内容面に課題を残し、「1試合を通して自分たちのやるべきことから逃げるような展開になってしまった」(上原 力也)。
第2登録期間に向けてボランチに井上 潮音、ウイングにブラジル出身のグスタボ シルバという新たな戦力を獲得し、ここからというタイミングでもあるだけに、今節で連敗を断ち切ることが最大のミッションだ。
ジョン ハッチンソン監督は札幌戦に向けてこう語気を強める。
「熊本戦ではボールを持ったときには勇敢にプレーできず、守備もグループではなく、個々で守っていた。これが自分たちのパフォーマンスではないことを次の試合でグループの全員が見せなければいけない。そのリアクションを全員に求めたい」 5月に行われた札幌との前回対戦では、4月から勝ちなしが続いていた状況で、直近の試合から中2日という厳しいコンディションの中、チーム全体がハードワークし、4ゴールを奪う快勝を収めた。当時のリバウンドメンタリティーを再現し、勝点3を手にして中断期間を迎えたい。
ただ、札幌もあの頃と状況は違う。前節はホームで山口をウノゼロで撃破。連勝を『3』に伸ばし、上位争いへ食い込もうとしている。
データを見ると、札幌はここまで総得点29のうち後半に20点を決めており、後半アディショナルタイムに逆転した前々節・熊本戦が物語るように、終盤にかけて勝負強さを発揮している。
後半に失点が多い磐田としては、夏の酷暑が厳しくなり、これまで以上に体力の消耗が激しくなる苦しい時間帯をいかに耐えしのげるかはポイントの1つであり、チームとしての真価が問われる一戦でもある。
[ 文:森 亮太 ]
