前節・山口戦で実に13試合ぶりの勝利を挙げ、7勝12分11敗の勝点33で降格圏との勝点差を『8』へと広げた大分。竹中 穣監督体制初の白星をつかんだ前節からのホーム連戦である今節は、今季積み上げてきたものがようやくピッチに描き出せるようになってきた手ごたえを連勝につなげ、厳しい残留争いに少しでも余裕をもたらしたいところだ。
前々節・藤枝戦からディフェンスリーダーを務める新加入の
岡本 拓也が守備の質の向上をもたらしており、それが攻撃面の改善にもつながっている。前節はオーガナイズの行き届いたミドルブロックからカウンターを繰り出し、アグレッシブにゴールに迫る場面を何度も見せた。一方で、得点はPKによる1点にとどまっており、課題も残す。今週はさらなる盤石な試合運びで勝利を手繰り寄せることを目指し、選手間の共通認識を高めるようなトレーニングが継続された。
一方、現在2勝11分17敗の勝点17で最下位に沈む愛媛は、いよいよ背水の陣。浮上に向けて夏には積極補強を行い、実績あるプレーヤーを複数名獲得。その
藤本 佳希や
堀米 勇輝、
杉森 考起らが力を発揮しているが、勝点3にはなかなか届かずにいる。前節・千葉戦では相手に先制を許したあとは、ボールを握りながらも守備を固める千葉を崩せずに0-1で敗戦。10戦未勝利と苦しい状況が続いている。チームの士気を高め、流れを手繰り寄せるためにも、自分たちのペースとなっている時間帯に先制し、失点を喫することなく長い時間を過ごしたいところだ。
残り8試合というシーズン最終盤、意地と底力を発揮してはい上がるのはどちらのチームか。切迫した戦いが繰り広げられる。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]