明治安田J2第29節・磐田戦から昇格争いのライバルとの対戦が続いた今治は前節、アウェイで徳島と対戦した。攻守両面において随所で持ち味を出す試合展開を演じたが、後半に痛恨のPKを献上して失点。0-1で惜しくも勝利を逸した。
前節はポジティブな面が多かった中、決定機をモノにし切れないフィニッシュの精度の課題が浮き彫りとなった。ただ、今治にとっては頼もしい戦力がチームに復帰。FIFA U-20ワールドカップチリ2025に臨んでいたU-20日本代表の横山 夢樹と梅木 怜が今週チームに復帰。世界の舞台で得た経験を生かして、チームの攻撃面へのさらなる活性化に期待がかかる。
対する山口は前節、ホームで鳥栖と対戦。54分までに2点のビハインドを背負う中、尻上がりに反撃ムードを高めていったが、勝点獲得には至らなかった。
山口はこれで3連敗。守備が大きく破たんしているわけではなく、攻撃面でもゴール前へ迫る場面を多く作り出せている。「(守備でプレッシングに)行くときと、行かないときを判断するべき」(成岡 輝瑠)と前節で課題が見えたため、ピッチ内での選手同士の意思疎通はしっかり改善したいところ。今節は前節での退席処分により中山 元気監督がベンチに入れないだけに、選手らがいかに状況に応じて判断し、チームの持つアグレッシブさを引き出せるかがより問われるだろう。
[ 文:松本 隆志 ]
