『1』差で迎えた上位対決。10人の仙台が劇的に制す
サガン鳥栖
FW 47
--途中出場で試合を決める3点目を奪えなかったことに責任を痛感しているのではないでしょうか。本当にそのとおりだと思います。自分の力不足だったと思わされるような試合でした。 --2-1になったあと、チームとしての統一感を失ったように見えました。相手に1点を返されたあと、みんなで話し合ったときに、2-0になってからのところでちょっとぬるさが出ているという話がありました。全体としては前から行こうということにはなっていましたけど、普段とプレースピードがまったく違っていて、それによって全体的に疲労が来てしまったのかなと感じました。 --相手の退場によって発生した数的優位を生かすような試合展開にできなかった印象です。自分は前から行きたかったんですが、ちょっと後ろが追いついていないかなと感じるところもありました。 J1昇格の可能性は残されていますし、まだまだチームの誰もあきらめていないので、切り替えて明日のトレーニングからやっていくしかないと思います。
--コイントスでエンドを変えた理由を教えてください。あらかじめ決めていたことで、相手の目線を少し変えたかったというところでした。 --前半は相手も守備時に前に人数を残しながら、かなり強い圧を掛けてきました。ボールを持たれる時間もありましたが、しっかりと押し返すタイミングや、どこでやらせてどこでやらせない。最後のところではやらせないというキワのところはしっかりやれていたと思います。そこで無失点で進められたことはチームとして良かったと思いますし、試合が落ち着いてからは自分たちのやりたいことがほぼできたかなと個人的には思っています。 --ご自身は交代後でしたが、1失点後にチームとしての統一感を失ったように見えました。どうご覧になっていましたか。自分たちのここまでの戦いで、点を取ったあとに少し尻すぼみしてしまうというのはチームとしても共有されていました。そこで点を取りにいくという判断をしたことはチームとしては間違っていないと思います。あとはそこでの精度と、落ち着かせる場面とそうでないときの区別がしっかりできていたかどうかはもう1回見直さないといけないと思います。どういうふうにゲームを進めて、リスクを少なくした中で効率的に点を取るか。相手は退場者が出ていましたし、そこでの経験値のなさはちょっと感じましたし、僕も伝え切れなかったなと感じています。 --ショックの残る敗戦となりました。次節・徳島戦以降に向けては?今日、気持ちを切り替えろと言われてもなかなか難しいと思うのですが、もう1回、立ち上がって明日からファイティングポーズをとらないといけない。次はホームでの徳島戦ですが、そこで徳島を叩けるかどうかはチームとしてももちろんですが、1人のサッカー選手として試されているタイミングだと思います。そこは年齢、キャリアに関係なく全員がやらなければいけないので、自分も含めてやりたいと思います。
ベガルタ仙台
監督
PKを与えるまではシナリオどおりというか、しっかりコントロールした中でゲームを進められていたのですけど、あの時点でちょっと、こっちは前から取りにいかないといけない、向こうはもう引き込んでカウンターをすればいい、という構図になってしまって、やっぱりかなり難しかった。こんなシナリオは自分も長い人生で初めてです。「終わらせないぞ」という選手の執念みたいなものがすさまじかったな、というところですね。 --2得点の宮崎 鴻選手について。彼には「自分で前を向いて勝負してもいいよ」という話はしていました。あの得点によってサポーターのボルテージがとてつもなく上がって、それが選手のとんでもないエネルギーになりました。 --試合後に選手へ謝ったことについて。 0-2になって(退場によって)10人になった瞬間に、ちょっとそこから勝利するイメージは私の中には持っていなかったということで、そこをひっくり返して勝ちに持ってきたというのは私の頭の中にはありませんでした。選手はあきらめずにやってくれて、こういう結果になったので、本当に申し訳ないというか、選手はあきらめずに戦っているのに、そこはちょっと反省材料でしたね。
サガン鳥栖
監督
2-0の状況で(相手に)退場者が出るまで私たちは攻守において、素晴らしいパフォーマンスを発揮することができたゲームだったというふうに思います。そこから西矢(健人)の脳震盪や(相手の)退場者、そして、私たちのチームの中でのケガ人、足をつる選手も続出。そういったアクシデントに対して私自身が対応できなかったこと、そこがすべてだと思います。あとは3点目を取れるチャンスでことごとく取れなかったこと。そこでもう1点取れていれば試合は終わっていたと思いますので、私自身も反省が多いゲームですし、チームとしても若さが出た結果だと思います。 この敗戦を糧に私たちは成長しないといけないと思っています。まだ自分たちの力でJ1復帰という可能性は残されていますので、この敗戦から一人ひとりが成長して、より団結してラストスパートをかけられるように取り組んでいきたいと思っています。 --前節・秋田戦で完封勝利を挙げた中で、今津 佑太選手に替えて森下 怜哉選手を先発起用しました。その意図を教えてください。いつも私はコンディション、パフォーマンスを常に見ながら選手をチョイスしています。長い離脱期間から復帰して、森下が非常に高いパフォーマンスを示してくれていましたので、そこを評価して彼の先発を選択しました。残念ながら足をつって途中で交代にはなったんですが、彼の攻守におけるパフォーマンスは素晴らしかったというふうに思っています。 --3点目を取れなかったことに尽きると思いますが、取れないときもある中で1点返されたあとにチームとしての統一感を失ったように見えました。あの戦況についてはどうご覧になっていましたか。あの時点で足をつっている選手も続出して、そこの対応に苦慮しているときに同点に追いつかれてしまって。私のベンチワークでの問題と、相手は10人ですので、自分たちが70分間できていたフットボールを誰が出てもパフォーマンスで示すことができれば、2-1、または3-1で終わることができたと思います。ただ、逆に相手の強い矢印に対して少しボールを握れなかったことと、重心が下がってしまったこと。そこが要因で同点、そして逆転まで至ってしまったと思っています。鳥栖に帰ってからしっかりと映像を見てまた振り返りたいと思いますし、冷静に分析したいと思います。
ベガルタ仙台
FW 99
宮崎 鴻
正直、ホッとしています。後半の立ち上がりまで苦しい展開でしたが、なんとかひっくり返して逆転勝利できたのはすごく良かったと思います。こういう展開は人生で初めてですが、(退場によって)10人になってから選手たちが腹をくくって「やるしかない」と目の色を変えていたので、逆にそれが鞭となって、一人ひとりのアグレッシブなプレーにつながったと思います。 --残り試合に向けて。変わらず、引き分けも許されない試合が残り4試合続きます。難敵が多いですが、自分たちの戦いをすれば勝てない相手ではないと思っています。今回勝っても浮かれず、しっかり気を引き締めて取り組んでいきたいですね。
FW 59
小林 心
まだ実感は湧いていないのですが、一喜一憂せず次の今治戦に向けて切り替えようとしているところで、いろいろ難しい感情です。 --決勝点の場面について。中田(有祐)が競り勝つのはある程度予測していたので、そこでうまくファーストタッチでシュートを打てるところにボールを置けたのがすべてだったのかなと思います。相手が来ているのは分かっていたので、なんとかトラップしてから早いタイミングでシュートを打とうと考えていました。そのタイミングと、相手の体の前に入っていけたことが良かったと思います。