アウェイの鳥栖は、16勝8分9敗の勝点56で6位。直近5試合で4勝1分と好調だ。前節・秋田戦は開始早々の5分、左サイドのクロスからボランチの西矢 健人が挙げた1点を守り切り、勝利を収めた。CB今津 佑太を中心に粘り強い守備を披露し、8試合ぶりに無失点を達成したことも大きい。ボール奪取から複数人がゴールに向かう攻撃には勢いがある。
ホームの仙台は、14勝13分6敗の勝点55で7位。前節・大分戦は0-0の引き分け。引いて守りを固める大分を崩すことができず、8試合ぶりの無得点となった。夏場の苦しい時期を乗り越え、素早い攻守の切り替えから速攻も遅攻も繰り出せるようになっただけに、ここで立て直したいところ。宮崎 鴻の高さや郷家 友太のフリーランニングを生かし、中央でもサイドでも厚みを作る攻撃を取り戻すことが求められる。
両チームともに球際での強さには自信を持っているため、ボールを奪ってからどれだけ前への推進力を出せるかが見どころと言える。鳥栖は左の新井 晴樹と右の長澤 シヴァタファリの両ワイドが相手陣地へどんどん食い込み、周囲の選手も呼応して攻め上がってくる。一方の仙台は、鎌田 大夢の鋭いパスや出場停止明けのCB井上 詩音の押し上げも見ものだが、元鳥栖の相良 竜之介と荒木 駿太が豊富な運動量を生かしてサイドから切れ込んでくる動きにも注目したい。
[ 文:板垣 晴朗 ]


