今季、14年ぶりにJ2を戦うことになった鳥栖は新たに小菊 昭雄監督が就任。選手も期限付き移籍からの復帰を含めると実に19人もの新たな顔ぶれが加わり、チームの平均年齢も大きく下がった。フレッシュなチームはまさに“新生・鳥栖”といった様相だ。始動以来、規律とハードワークをベースとしたチーム作りを推し進めてきたが、開幕を前に小菊 昭雄監督は「(監督として開幕戦を迎える)4季目の今季が一番自信を持ってというか、試合が来るのが待ち遠しいといいますか。そういう気持ちでやれているのは選手たちが本当に素晴らしい準備をしてくれたからだと思います」と自信をのぞかせている。
一方の仙台は昨季J2で6位。J1昇格プレーオフでは決勝まで歩を進めたものの、岡山に敗れて2021年以来のJ1復帰をあとわずかのところで逃してしまった。昨季最も悔しい思いをしたと言えるチームはオフに11人の新戦力が加入。エースだった中島 元彦はチームを去ったが、昨季の主力のほとんどが残留。森山 佳郎監督も2季目を迎えることからチームのベースはすでに固まっており、継続路線でさらなるチーム力アップが期待できるはずだ。
4年ぶりの顔合わせとなる両者だが、過去の公式戦の対戦成績は鳥栖から見て25勝8分26敗とほぼ互角。ともにハードワークと規律、そして高い強度でのプレーをモットーとしているだけに、堅い試合展開になる可能性も十分に考えられる。ともに絶対目標とする昇格のためにはスタートダッシュは不可欠。勝利への思いの強さが問われる一戦だ。
[ 文:杉山 文宣 ]
