19位・富山は今節、勝った場合でも他会場の結果次第でJ3降格が決まってしまうという状況で、崖っぷちに追い込まれている。だが、最後まで意地を見せなければならない。ホームでは6月28日の明治安田J2第21節・千葉戦以来となる白星を目指してクラブ一丸で挑む。対する8位・鳥栖も、J1昇格プレーオフ進出を懸けた熾烈な争いを勝ち抜くために勝点3が欲しい一戦だ。
富山は前節・愛媛戦の終了間際、ルーキーの
深澤 壯太が同点ゴールを決めて1-1で引き分けた。先発したベテランの
河井 陽介と
椎名 伸志、後半途中に投入された流通経済大付属柏高出身のルーキー・
亀田 歩夢を中心にして相手を押し込む時間を長く作れただけに、安達 亮監督は「もう少し早く同点に追いつけていたら、勝てる可能性はあった」と振り返る。ここ数試合はボールを保持しながらチャンスを作る場面が増えており、これをゴールに結びつけなければならない。
小川 慶治朗は「積極的にシュートを打つ思い切りの良さも必要になる。もったいない試合が続いているが、得点を決めて今度こそ勝ち切りたい」と話した。
鳥栖は5位・徳島、6位・仙台を勝点1差で追いかけており、下位の富山、藤枝とぶつかる今節からのアウェイ2連戦では勝点3を積み上げることが求められる。0-0で引き分けた前節・徳島戦は、相手のプレッシャーに苦しんで攻撃が振るわなかった。無得点は11試合ぶり。シュートは3本止まりだった。3試合ぶりの勝利を目指す今節は本来のテンポの良いパス回しでゴールを奪い、チームに勢いを取り戻したい。
[ 文:赤壁 逸朗 ]