最後まで遠かったゴール。仙台は7位転落でJ1昇格を逃す
いわきFC
--J2第26節・山形戦ぶりの先発出場。どんな思いで試合に入りましたか?先発になることを急に知らされましたが、常に準備はしていて今年最後の試合だったこともあり、いわきに何かを残そうと思って試合に臨みました。 --守備面で個人とグループのそれぞれで強さを発揮できたことについて。普段のトレーニングから求められていることを体現できた。最近の試合で固定されていた3バックの並びから自分を起用してくれた監督や周りの選手とコミュニケーションをとっているし、自分も試合を見ているので、すんなり入れた。 --相手の攻撃陣4人を個々で抑えることができたことについて。相手が[4-4-2]で来るので、自分たちは守備時が[4-4-2]、攻撃時は[3-1-4-2]の形で対応した。後半、選手が代わってポジションを変えたところもありますが、自分は最終ラインのどこでもできるので、しっかり遂行できた。 --勝利して今季を終えたことについて。リーグ前半戦で勝てなかった時期があっても、サポーターや周りの方々が応援してくれていたのもありますし、後半戦で勢いに乗って勝つことも増えた。最終節、東北対決でアウェイの空気感でしたが、1,500人のサポーターが来てくれて、アウェイだからというよりみんなで戦う意思が出た試合だった。
MF 7
90分通してタフな試合だった。(仙台には)前半戦で負けていたので、リベンジしたい思いは強かった。1-0で勝てて良かった。 --守備から良い形で抑えていたところもありましたが、手ごたえは?練習で確認していたことがそのまま試合に出せたことも多く、試合でイレギュラーが起きることも少なく、自分たちのやるべきことを体現できた。 --後半に向けて確認したことは?前半の入りが悪くなかったので、後半にもう1回エンジンを入れること。仙台は得点しないといけない状況になるという話があって、前に来たら間延びするという話もあった。いわきは前の選手だけでゴールに向けて完結する力がありますし、それがオープンな展開になれば出やすいと思う。五十嵐 聖己選手の得点はスーパーでしたね。 --オープンな展開で完結できる力があるというのは、普段からやっている“オールコート3対3”の練習が生きていますか?それはありますね。試合終盤に前に出るところや戻るところは特に思います。練習のときはキツいって思いますけど、試合でそういう場面があったりするので、あの練習の大切さを感じます。
ベガルタ仙台
監督
前半からボールをつながせてくれないぐらいプレッシャーが来るだろうと思っていましたけど、意外とみんな自信を持ってボールを動かして、チャンスも惜しいシーンがいくつかあって、ネットに入っていればなといういつもの感じでした。70分ぐらいまでは非常に良いというか、この勢いでプレーオフに行けそうだなと思うぐらいの良いゲームができていただけに、勝ち切れなかった、今季を象徴するような試合になってしまったなというところです。 --先発の2トップを郷家 友太選手とエロン選手にしたプランについて。ちょっと宮崎(鴻)が連戦で足の張りとか疲れが残っていて、エロンがずっと良い状態を保っていたので、そういうコンディションの面とエロンの調子の良さというところです。前半にしっかりエロンは良い仕事をしてくれて、最初の得点が決まっていればというところもありましたし、攻守に二度追いして、かなり走ってくれるなど良い仕事をしてくれたかなと思います。 --サポーターの後押しについて。本当にJ1で優勝争いをするサポーターなのに、僕らはまだまだJ2で、早くサポーターさんたちの応援に食らいついて、追いついていけるようにまた精進しないといけないなと思わせてくれました。
いわきFC
監督
いわきから1,500人近い方に来ていただき、声援が力になりました。前節のホーム最終戦の山口戦に勝てず、今節の仙台戦に向けて難しい展開になると思っていましたが、しっかり勝ちにいくことを選手は体現してくれました。 他会場の結果を気にしながら仙台さんは前に来ることは想定していて、前に出てくるということは間延びするだろうと想定もして、ウイングバックが高い位置に流し込むことができて、セカンドボールを前向きに拾えたことも良かったです。みんなで勝ち取った勝利です。 --前節から先発メンバーを5人変更したことについて。CBの白井 陽貴選手は宮崎 鴻選手が先発から出てくる想定をして高さ対策です。仙台さんは失点できないことも含めて、プレスを掛けずに構える時間もあると思っていて、3バックの左右を石田 侑資選手、堂鼻 起暉選手で起点を作り、攻撃の時間を作りたかったです。 FW2枚について、熊田 直紀選手は体調不良から回復して試合に出られるコンディションだったこと。彼がいるだけで脅威になります。坂元 一渚璃選手は今年の練習試合で一番得点を取っている選手で、コンディションも最近良かったです。大舞台を経験させて成功体験ができれば今後のためになると思って起用しました。 サブにキム ヒョンウ選手と加藤 大晟選手が控えていることが心強く、彼らにはいつでもいけるように伝えていました。山中 惇希選手をスタートから起用したのは、ビルドアップから相手を引き出したかったからです。0-0で試合が進めば間延びするので、そうなったら加瀬 直輝選手のスピードが生かせる。そこで良さを出してほしいと加瀬選手に伝えていたので、今節は良い方向に出たと思います。 --昨季の勝点を超える結果で今季を終えたことについて。そう言われる周囲からのプレッシャーを感じつつ、クラブが創設されてから前年度の成績を下回ったことがないので、なんとしても勝ちたい思いがありました。本来なら(プレーオフに進出して)あと2試合続くチームにしたかったです。それがかなわなかったことが今年の現在地なので、それに驕ることなく1年間を振り返りたいです。
ベガルタ仙台
FW 11
郷家 友太
シュートチャンスはもちろんありましたし、この1年間についてきた決定力のなさが、最後の最後まで自分たちの首を絞めたと思います。それが今日のいわき戦にまで出てしまったことが、勝てなかった原因の1つだと思っています。 --サポーターの後押しについて。今年、サポーターはブーイングもせず、負けた試合のあとにも温かい声援を送ってくれて、こうやって(J1昇格の)可能性が消滅したあとでも声援をくださったので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
GK 33
林 彰洋
今季のこのベガルタ仙台の戦力を考えれば、ここで終わるのではなく、もっと上に行けるチームだったというのが正直な印象です。 --この試合での守備について。年間を通して、守備の選手のシュートブロックのところでチームが助けられている部分も多くありましたし、今日も多くの場面で体を張ってくれて、ディフェンスの選手だけでなく攻撃陣も頑張って戻ってきてくれて守備が助かっていたということは、年間を通して継続されていた部分です。そういう意味では、引き続きそういう場面を出せたのかなと思います。