アウェイのいわきは、14勝11分12敗の勝点53で9位。明治安田J1昇格プレーオフ圏に食い込むことはできなかったが、今季は後半戦で一気に調子を上げた。ホーム最終戦となった前節・山口戦はスコアレスドローで終えたが、最終節で意地を見せられるか。
ホームの仙台は、16勝14分7敗の勝点62で6位。前節・秋田戦が引き分けに終わったことで自動昇格はできなくなったが、プレーオフ圏内に位置しており、今節に勝てば自力でプレーオフ進出を確定させることができる。今節こそ勝利につなげるゴールを決め、ホームでJ1昇格への道を作りたいところだ。
両チームとも、長いシーズンを通して鍛えてきた個人個人のプレー強度の高さを、いかにして組織の強さに結びつけるかが問われる一戦となる。いわきはもともとフィジカルを鍛え上げ、パワフルな前進やプレッシングが戦い方のベースにある。対する仙台も森山 佳郎監督が率いるようになった昨季から、個々の強さをフィジカル面でもメンタル面でも上げ、連動性を高めることで攻守とも迫力を増している。特にプレッシャーの厳しい中盤では、いわきの石渡 ネルソンや仙台の郷家 友太のように、チームの役割を果たしつつ大胆にゴール前へ進出する選手の活躍が見られるはずだ。
また、互いにプレッシャーが厳しくなる展開では、セットプレーも重要。いわきの山下 優人と仙台の武田 英寿といった左利きの名キッカー、いわきの五十嵐 聖己や仙台の髙田 椋汰といったロングスローの担い手にも注目だ。
[ 文:板垣 晴朗 ]


