17位のいわきは明治安田J2第12節・大宮戦に勝利し、降格圏を脱出したものの、その後は4試合未勝利と元気がない。前節は磐田に0-2で敗れ、あらゆる面でクオリティーの違いを見せられる結果となった。今節に向けて、おのおのがどれだけ意識を高めて上位に位置する仙台相手に対抗できるかが勝利へのポイントになる。
やりたいことがハマったときは相手を上回るサッカーを展開できるが、それがうまくいかないと試合運びの不安定さは否めない。今節はピッチ上で選手が状況を察知し、ゲームをコントロールできるかが今後に向けても試金石になる。また、マイボールをすぐに失う悪癖の解消に向けた強化を図っている。守備から攻撃に転じるときの質の向上は不可欠だ。少しの質の違いでスコアに差をつけられないように、1枚岩となって苦境を脱出する姿を見せていきたい。
4位の仙台は第7節・富山戦から第14節・藤枝戦まで6勝2分と僅差の試合を多く制して調子を上げた。しかし、前々節・大宮戦は0-3で敗戦を喫し、前節・千葉戦は0-0と上位直接対決で勝点を思うように獲得できなかった。とはいえ、サポーターの一体感を含めて昇格への熱量は落ちることはない。今節に向けても早々にビジター席が完売となるほど、チームの目標に向けて一心同体で戦う雰囲気を醸成している。
千葉戦はPKを与えてヒヤリとする場面もあったが、GK林 彰洋がセーブしてゴールを許さず。90分を通して集中力のある守備を見せ、得点力のある千葉を零封した。今節はアウェイ3連戦最後の試合。3試合ぶりの勝利を収め、次節のホーム・札幌戦につなげていきたい。
[ 文:柿崎 優成 ]
