明治安田J2第2節は、徳島のホーム開幕戦。対するのは開幕2連勝を目指す鳥栖。
両者の直近の対戦は、5月30日に開催されたJ2・J3百年構想プレーオフラウンド第1戦。徳島が3-1で勝利したものの、シュート数では徳島が4本、鳥栖が18本と大きく差がついた。内容としても鳥栖が優勢に進めた時間が多く、あの日から約2カ月半後の再戦となる今節はどちらが主導権をつかむだろうか。
新シーズンに入り、両者とも“変化”がある。
徳島は新たな指揮官に吉本 岳史監督を招へい。始動から約6週間をかけて開幕を迎えたが、まだまだ完成形には遠い。だからこそ毎試合で得られる課題が一番の財産になる時期。ただ、開幕戦では札幌に0-2で敗れており、J1昇格を目指す上では成長段階でも勝点を積み上げていく必要がある。その中での注目は、やはりルーカス バルセロス。Jリーグ初挑戦となった2025シーズンは14得点、J2・J3百年構想リーグでは10得点を挙げた稼ぎ頭。今季は「得点王」を意識する発言もしているエースストライカーだ。

黒星発進となった新生・徳島。キーマンはエースのバルセロス
鳥栖は2025シーズンから指揮を執る小菊 昭雄監督の下、チームビルディングが加速する頃合いだろう。そこに有望な即戦力が多数加入した変化は大きい。特に、甲府との開幕戦で得点を挙げた髙橋 利樹は注目だ。無理の利くポストプレーを特長とする一方で、背後を取る動きの量でも相手を翻ろうする。特に背後を狙う動きは一度で終わらない。開幕戦で挙げた得点も連続したプレーの中で、二度目の動き出しに対してパスが出てきた“ご褒美”の得点だった。

開幕戦で加入後初ゴールを挙げた髙橋利樹
徳島は連敗阻止と今季初勝利なるか。鳥栖は連勝街道に乗ってJ1昇格候補の筆頭に名乗りを上げられるか。激闘必至の一戦、間もなくキックオフ。
[ 文:柏原 敏 ]