16位の秋田と、勝点2差で12位につける徳島の対戦。順位が近いチーム同士が激突する“シックスポイントゲーム”であり、勝点3をつかめば混戦模様の中位争いで大きく順位を上げられる可能性があるだけに、この一戦の結果が持つ意味合いは大きくなる。
徳島は前節、ホームでいわきに1-0で勝利。いわきの攻勢を押し返すと、岩尾 憲のFKから生まれたこぼれ球を渡 大生が蹴り込み、33分に先制。この1点を守り切って2連勝を達成した。
徳島は今季挙げた3得点はすべてをセットプレーから生まれており、岩尾 憲をはじめとするキッカーから高精度のボールが飛んでくる。秋田はセットプレーからの失点が多いだけに、プレーの切れ目で集中力を維持し、こぼれ球に食らいついてクリアする意識を徹底したい。
秋田は前節、大宮とのホーム戦をスコアレスドローで終えた。前半終了間際に土井 紅貴が二度目の警告を受けて退場し、後半は数的不利での戦いに。この状況でチームはディフェンスラインを下げてミドルブロックを構築。相手の攻撃を粘り強くはね返し、ボールを奪うと前がかりになる相手の背後を突いてみせた。この攻撃的な守備にさらに磨きをかけ、今節も強気に全体を押し上げて相手ゴールへ向かいたい。
徳島の梶谷 政仁は2025シーズンまで秋田の主軸として活躍した。前節で途中出場ながら今季初出場を果たしていることから、ソユースタジアムへの初凱旋もあり得る。秋田時代に2トップを組んだ鈴木 翔大は、「梶谷の能力の高さは分かっている。今までプレーしたFWの中でもトップクラス。そうした選手と試合できるのは楽しみ」とピッチでの再会を待ち望む。

初“凱旋”の可能性がある梶谷政仁
両チームとも得点数も失点数も比較的少ないため、先制点が勝負を分けるポイントになりそうだ。秋田は公式戦3試合連続無得点に終わっていることもあり、鈴木 翔大は今節に向けて「得点。それ以上もそれ以下もない」と結果にこだわり、チームの勝利に貢献することを誓っている。

秋田は公式戦直近3試合無得点。鈴木翔大はゴールを挙げられるか(写真は2026/27 J2第4節・八戸戦)
[ 文:竹内 松裕 ]