仙台は5連勝、徳島は連敗ストップが懸かる一戦だ。
アウェイの徳島は4勝1分5敗の勝点13で12位。今季より指揮を執る吉本 岳史監督の下で組織作りを進めている。直近2試合では連敗を喫したため、まずは流れを変える結果を手にしたいところだ。
徳島は最後尾のGK北村 海 チディから始まるビルドアップによる遅攻も使うが、最も迫力があるのがカウンター攻撃。ワンチャンスを仕留められる決定力がある選手たちが前線におり、ハイスピードでゴールに迫るルーカス バルセロスや、フィニッシュもチャンスメークもこなすトニー アンデルソンは相手の脅威となる。彼らを生かすパスを供給する杉本 太郎や児玉 駿斗が良い形で前を向けるかどうかが速攻のカギだ。

トニー・アンデルソンは2試合連続のゴールを狙う
ホームの仙台は7勝2分1敗の勝点23で、現在J2のトップに立つ。森山 佳郎監督の下で[3−5−2]を基本とした流動性の高いシステムを発展させている。4連勝を飾った直近の試合では持ち前の守備の強さが発揮されており、最前線の岩渕 弘人や梅木 翼から連動して仕掛けるプレッシングは相手に安定したボール保持を許さない。
そして、守備から攻撃に転じたときの迫力もまた見ごたえがある。菅田 真啓や、最近はボランチでプレーする奥山 政幸らがセンターラインの守備を引き締めて相手の攻撃を封じ、奪ったボールを武田 英寿らが効果的に前線へ供給。中盤からもシュート力のある相良 竜之介や、素早く相手ゴール前に潜り込んで技術を生かす浅倉 廉らが相手ゴールを強襲する。

浅倉廉は今季初先発となった前節・山形戦で決勝点を奪った
速攻に迫力のある両チーム。それぞれの一気にゴール前へ押し寄せる姿に注目したい。
[ 文:板垣 晴朗 ]