アウェイでの開幕戦となるはずだった2月8日の大分戦は、降雪・積雪の影響でまさかの中止に。チームはすでにアウェイの地へ到着していたものの、とんぼ返りを余儀なくされた。
2月15日に第2節・山口戦を終えたあと、21日に第3節・琉球戦、25日に延期分の第1節・大分戦、28日に北九州戦と3連戦に臨んだ。いずれもアウェイゲームであり、和田 治雄監督が「チャンピオンズリーグのようですね」と語るほど心身ともにハードな2月となった。
それでも、4戦で勝点4を確保できたことは大きな収穫だ。実戦を通じてJリーグで求められる基準を体感した中、チーム全体が環境への順応を進めており、選手たちのモチベーションも高い。
一方の熊本は勢いに乗っている。ここまでの4試合すべてでゴールを奪い、3勝を記録。唯一の黒星もPK戦での敗戦だった。今季から指揮を執る片野坂 知宏監督の下、アグレッシブに仕掛けるスタイルを確立し、好調を維持している。
特に前節・大分戦では攻撃陣が爆発。開幕から無失点を続けていた堅守の相手から3ゴールを奪った。ベ ジョンミンが前半終了間際と後半開始直後にネットを揺らし、大卒ルーキーの鹿取 勇斗がプロ初得点を記録している。
前節で大きな喜びを味わった両チーム。滋賀にとってはJリーグの公式戦における初のホームゲームとなり、歴史的勝利への期待は高まる。対する熊本も、WEST-Bグループ首位浮上へ向けてこの流れを止めるわけにはいかない。
互いの勢いが真正面からぶつかり合う一戦は3月8日14時、平和堂HATOスタジアムでキックオフのときを迎える。
[ 文:籠 信明 ]


