WEST-BグループはJ2クラブが3チームのみという構成だが、その中でも宮崎の強さは際立つ。90分間を通したハードワークと、組織的なバランスを保ちながら流動的に動くモビリティーが特徴。[4-2-3-1]をベースに、攻守両面で堅実な戦いを続けている。そのブレないスタイルは試合を追うごとに完成度を高め、相手を打ち倒し続ける姿に、地元のファン・サポーターも大きな盛り上がりを見せる。今節もこの好調さを維持できるかが注目ポイントだ。
一方の熊本は、片野坂 知宏監督の下でJ2復帰への道を歩んでいる。大木 武監督の下で6シーズンにわたって培われた“大木サッカー”の攻撃性に、“カタノサッカー”のポゼッション志向を融合させ、現時点で4位。地域リーグラウンド第4節では、片野坂 知宏監督が昨季途中まで率いていた大分を相手に、3-1と完勝。しかし、その後の前々節・滋賀戦、前節・鳥取戦をともに0-1で落とすなど、波に乗り切れていない。ここで首位・宮崎から勝利を手にし、状況を好転させたい。
好調を維持する宮崎に対し、熊本がどのように試合を進めるか。前線から圧を掛けたい宮崎と、ボールを動かして主導権を握りたい熊本という構図となる。5年ぶりの対決は、地域リーグラウンドの行方を占う上でも見逃せない一戦だ。
[ 文:高浜 確也 ]


