ここまで6失点と守備では一定の力を見せている一方で、得点はわずか『4』。平均ボール保持率は42.4%で、明治安田J2・J3百年構想リーグに参加している40チームの中で38位となっている。
和田 治雄監督はそれらを改善する方法について「練習に励んでいくしかない」と続けたが、チームは間違いなくこの舞台になじみ始めている。J2・J3百年構想WEST-Bグループ地域リーグラウンド第1節・大分戦が降雪・積雪の影響により中止になった影響で、今季初の公式戦となった山口との第2節では、相手のプレー強度に圧倒される時間帯がかなり長かった。
しかし、試合を重ねる中で適応は確実に進んだ。もともとJリーグを経験している選手も多く、彼らは口々に「懐かしい」、「思い出してきた」と語る。そしてすでに『レレレレイ体操』がSNSで大きな話題となり、ファンの応援はサッカー界に強烈なインパクトを与えている。
22日に迎える鳥栖戦は、滋賀にとって今季2回目のホームゲーム。前回のホームゲームとなる前々節では熊本を相手に1-0で勝利しており、ファンはホーム2連勝を期待している。熱い応援を背に受け、次は選手たちが“Jに滋賀あり”を見せつける番だ。
相手となる鳥栖は、非常に苦しいスタートを切った。特に第3節から第5節までは3連敗を喫し、内容面でも芳しくない試合が続いた。
だが前節、北九州を下してついに今季初の90分勝利を挙げ、今季初のクリーンシートも達成。自信を失いかけていた状況の中で、この結果が与える影響は計り知れない。鳥栖にとって滋賀戦は、“上り調子になれるかどうか”を占う90分となるだろう。
Jリーグに芽吹いたばかりの滋賀と、再起を図る鳥栖。方向は違えど、どちらも「ここがターニングポイント」という思いを抱え、平和堂HATOスタジアムのピッチに立つ。
[ 文:籠 信明 ]


