ホームの松本は5勝3敗(PK勝ち1試合)でEAST-Bグループ6位。今季就任した石﨑 信弘監督の堅守が徐々に浸透しているだけでなく、4連勝の直近4試合はいずれも複数得点で計13ゴールを挙げている。
中でも好調さが際立つのは、[3-1-4-2]の右ウイングバックを務める小田 逸稀だ。前々節・岐阜戦でCKからのヘッドで加入後初得点を奪うと、前節・福島戦では2ゴール。デザインされたセットプレーから豪快にヘディングシュートを叩き込むと、2点目は勇敢な低空ダイビングヘッドで決めた。
ゴールはすべて持ち前のヘディングで、GKからのフィードでも制空権を握る。173cmと目立った上背はないものの、抜群の跳躍力などで存在感を示す27歳。今節に向けては「厳しい戦いになると思うけれど、負けられない。今年はキャンプからそこ(フィジカル)で負けないようにやってきたので、自信を持って戦いにいける」と力を込める。
ただし、いわきは極めて質実剛健なチーム。石﨑 信弘監督も、「ウチはまだ(チームを作り始めて)3カ月と少しだけど、向こうは何年も積み重ねてきた“本物”」と評する。
J3の舞台で対戦した2022年は松本の1勝1分だったが、いわきはその後3年間J2で力を蓄えながら現在に至る。首位と同勝点の2位につける中で迎える今節、いわきにとっては松本戦初白星が懸かる一戦でもある。
[ 文:大枝 令 ]
