九州のクラブを中心に構成されたWEST-Bグループで、宮崎は首位に立ち、山口は3位につけている。順位こそ近いが、両者の勝点差は『9』。同グループ内では宮崎と2位・鹿児島が抜けている状況とはいえ、地域リーグラウンドはまだ道半ば。山口も上位勢を破っていけば、首位に立てるチャンスは十分にある。
宮崎は開幕から5試合連続で複数得点を挙げ、快進撃を続けてきた。しかし、相手からマークされるようになり、対策を施される中で得点が減少。それでも第6節・大分戦、前々節・熊本戦を1-0で制して7連勝を果たしたが、前節・滋賀戦では0-1での初黒星を喫し、開幕からの勢いにもわずかな陰りが見え始めた。目標としているグループ優勝のためには、表面化した課題を修正し、巻き返しを図る必要がある。
期待がかかる選手は、山口県出身の土信田 悠生。自身4試合ぶりのゴールを決め、再度量産態勢に入っていきたい。
一方の山口は昨季、J2で19位となり、J3降格という屈辱を味わった。今季は、富山や奈良を指揮した経験を持つ小田切 道治氏を新監督に迎え、一進一退ながら勝点を積み上げている。ホームで行われた前節・大分戦では、小気味よくパスをつなぐ攻撃が機能して3ゴール。大分の反撃を1点に抑えて勝利を収め、自信を手にした。
注目選手は、ここまでチームトップの3得点を挙げている古川 大悟。FC大阪に在籍していた2023年と2024年に宮崎戦で計2ゴールを記録しているため、良い印象を持って臨めるだろう。
宮崎としては、小田切 道治監督が率いていた富山と奈良に勝てていないため、ここで“初勝利”を挙げられるかどうかも注目ポイントとなる。
公式戦では今回が初対決となる両者。前半戦の締めくくりとなる一戦、果たしてどのような結末が待っているか。
[ 文:高浜 確也 ]


