ホームの福島は前節、格上の札幌を相手に粘り強い戦いを見せた。立ち上がりからボールサイドに人数をかけ、狭いエリアを攻略する持ち前のスタイルを披露。エネルギッシュな攻防の中、37分に清水 一雅、71分には岡田 優希が決めて、2-0で完勝した。3連敗の重苦しい空気を払しょくし、攻守がダイレクトに入れ替わるアグレッシブな姿勢を取り戻したことは、ダービーに向けて大きな好材料だ。
寺田 周平監督はダービーに向けて、「同じ相手に二度負けることはやはり許されない」と意気込み、「前回敗れた試合(第2節/1●3)から、自分たちがどれだけ成長できたかをピッチで表現したい」と語った。今季最多入場者数が見込まれるとうほう・みんなのスタジアムで、その成長度合いが試される。
対するいわきは前節、松本との死闘をPK戦の末に制した。田村 雄三監督が「オープンプレーではやられていない」と自負するように、強固な守備ブロックは健在だ。
注目は、かつて福島でプレーしたいわき・堂鼻 起暉の“凱旋”だ。「自分にとってもホームと感じる」と語るとうスタで、古巣の前に立ちはだかる。
福島が持ち前の組織力で首位を呑み込むのか、それともいわきが首位固めへと勝点3を積むのか。後半戦の行方を占う一戦は、“福島ダービー”から始まる。
[ 文:近藤 健多朗 ]
