金沢は直近5試合、90分での結果で見ると3分2敗。PKでの勝利は二度あるものの、90分で勝利を挙げたのは3月15日の明治安田J2・J3百年構想WEST-Aグループ地域リーグラウンド第6節・富山戦が最後。また、ここ5試合は2ゴールと、攻撃面の課題が表れている。ただ、前々節・今治戦終了後に辻田 真輝監督が「ビッグチャンスを作れていないわけではない」と振り返ったように、決定的なチャンスは毎試合生み出している。また、前節・徳島戦はブワニカ 啓太が加入後初ゴールを決めた。期待の9番が波に乗ればチームも勢いづいていくはずだ。
奈良は直近5試合、90分で見ると1勝1分3敗。90分での勝利は3月28日の第8節・金沢戦と、こちらも1カ月近く遠ざかっている。金沢とは対照的に直近5試合での得点は『11』と、1試合平均2点以上のペースで奪えているが、その間失点数は『13』で、守備面に課題を抱えている。ただ、前節・讃岐戦は序盤に失点を喫しながらも2点目は許さず、PK戦の末に勝利。大黒 将志監督も崩しの部分での課題を挙げながら、「良かったのは、連続失点しなかったこと」と振り返っていた。その守備の粘りを今節も継続できるかが、1つのポイントになりそうだ。
前回対戦は奈良が5-1で勝利。1試合5得点は奈良にとってクラブタイ記録であり、守備でも芝本 蓮らが粘り強く体を張って1失点に抑えた。金沢にとっては入りから優勢に進めながら、ミスによって失点を重ねた苦い記憶が残っている試合。金沢はリベンジに燃え、奈良は大勝の良いイメージを持ってアウェイに乗り込む。
[ 文:村田 亘 ]
