4月5日にAxisバードスタジアムで開催予定だった両チームの対戦は、強風の影響で会場の屋根の一部に破損が確認されたため中止となり、5月13日に延期された。これにより、もともと過密だった日程がさらに厳しさを増した。
しかし滋賀は、ここまでほとんどの選手にJリーグのピッチを経験させ、着実に準備を進めてきた。和田 治雄監督も「誰が出てもいい状況にしたい」と常々語っており、GKも含めて毎試合のようにメンバーを入れ替えて戦っている。
初のJリーグでの戦いということもあってチームのモチベーションは高く、前述の積極的なメンバー入れ替えの影響もあってコンディションの悪化や疲労の蓄積も最小限。長期のリハビリを経た平井 駿助も前節・鳥栖戦で待望の今季初出場を果たし、「ここ(連戦)に合わせてコンディションを上げてきた。できるだけ多く出場したい」と語った。Jリーグ参入初年度の滋賀にとっては1試合でも多くプレーできることが喜びであり、選手にとっては大きなチャンスでもある。
その中で解決したい課題は得点力だ。先制した試合ではすべて勝利を収めている一方、先に失点を喫した場合は全敗。直近2試合でも大分、鳥栖というJ2クラブを相手にそれぞれ無得点に終わり、連敗。ホームで迎える今節は、先制点を奪えるかが大きなカギとなる。
一方の鳥取も、滋賀と同様に得点力不足に直面している。6得点という数字は、明治安田J2・J3百年構想WEST-Bグループで最少。3月15日に行われた第6節・熊本戦を最後にここ5試合勝利がなく、その間の得点はわずか『1』。また、失点も『8』と、攻守両面で課題を抱えている状況だ。
今季鳥取が90分で勝利を挙げた2試合はどちらもアウェイであり、これまで決めた6ゴールもすべてアウェイでのもの。比較的結果を残しているアウェイでの試合で、悪い流れを断ち切れるか。チームの今後を占う意味でも重要な一戦となりそうだ。
[ 文:籠 信明 ]


