札幌は前節、アウェイで岐阜と対戦。スタメン11人全員を入れ替えて挑み、内容としては相手に幾度も好機、さらには決定機を作られる苦しい戦いだったものの、65分に大森 真吾の得点でリードを奪うと、そこからDF西野 奨太、木戸 柊摩という主力の投入で攻守が安定。終了間際に2点を加え、終わってみれば3-0のスコアで勝利した。
札幌はこれで4連勝。内容としては相手に主導権を握られる試合も目立ったが、逆に言えば、そうした難しい中でも続けて結果を出せる勝負強さを示したということ。見事なものである。
対する長野は前節、ホームで藤枝と対戦。互いに相手の出方を探り合うように構えてソリッドに戦い、相手を引き込んでは背後を狙う。そうした慎重さのある攻防の中で、長野は時間が経つにつれて攻撃の圧力を強めて好機を増やしていった。藤枝にペースを握られる時間帯はあったが、GK田尻 健を中心とする粘り強い守備で応戦し、0-0で90分間が終了。PK戦を4-3で制し、勝点2を手にしている。
ここ最近の長野は力のある相手に対してもきっ抗した戦いができており、直近6試合の戦績は3勝3敗(PK戦での勝利と敗戦が一度ずつ)。粘り強さもあり、1つきっかけがあれば流れに乗れそうな気配がある。
そんなチーム同士の対戦だが、4連勝で勢いに乗る札幌に対し、アウェイに乗り込む長野がその勢いをどのように受け止め、相手のスキをうかがいながらペースをつかめるかが焦点だろう。前回対戦はPK戦の末に札幌が勝利しているだけに、長野としては是が非でもリベンジを果たしたいところだ。
[ 文:斉藤 宏則 ]

