ホームの相模原は“前への矢印”を強めた『エナジーフットボール』を掲げ、アグレッシブなスタイルを構築してきた。わずか23名というコンパクトな編成の中、対戦する9クラブ中7クラブが格上という厳しいグループで善戦を繰り広げてきた。しかし、ケガ人や出場停止選手が重なった影響もあり、直近の地域リーグラウンド第18節・群馬戦ではハイプレスが機能し切れず、2-7とショッキングな大敗を喫した。
それでも、一戦ごとに磨いてきたスタイルへの自信は簡単には揺らがない。群馬戦で出場停止だった棚橋 尭士がプレーオフラウンド第1戦で復帰予定。“フル充電”状態のキーマンが、前線からの圧力と、奪ってから一気にゴールへ向かう相模原らしい速攻を再び体現できるかが大きなポイントになる。
一方の藤枝は今季就任した槙野 智章監督の下、「変幻自在に攻めていくような攻撃的なスタイル」をテーマにして新たなスタイル構築を進めている。
この百年構想リーグでは、土台作りの第一歩として守備改革に着手。前線からボールを奪いにいくアグレッシブな守備を徹底し、EAST-Bグループで2番目に少ない17失点を記録した。
ただ、その一方で課題となったのが得点力。第12節・大宮戦でPK戦負けを喫して以降は、90分で勝ち切れない試合が続いた。それでも、第17節・磐田戦では3-0の完勝を収めるなど、攻守がかみ合ったときの破壊力はすでに証明済みだ。
8月から始まる2026/27シーズンに向けて、さらなる進化につなげる勝利をここで見せられるか。熱い指揮官とチームがぶつかり合う一戦から目が離せない。
[ 文:青木 ひかる ]
