ホームの長野は明治安田J3で福島、熊本と2連敗を喫している。この2試合はいずれも無得点に終わっており、攻撃陣の奮起が急務だ。守備でも3試合連続で先制点を献上し、攻守に大きな不安を抱えている。
一方の鹿児島も、岩手、藤枝と2連敗。前節の藤枝戦は、落雷による二度の中断を経て、4時間超の長丁場となった。結果は終盤に3失点を喫し、ホームで完敗。精神的にも肉体的にも疲弊した試合だったはずだ。
しかし、両者は浮上の足がかりとなり得る結果をつかんだ。天皇杯1回戦で、長野は新潟医療福祉大FCに延長戦の末3-1で勝利。120分とはいえ、リーグ開幕戦以来の複数得点を挙げた。
鹿児島もMD長崎に4-0と大勝。今季最多得点かつ、山本 駿亮、石津 快、山谷 侑士と新加入の若手が得点を挙げたのは好材料だ。5月28日にはアーサー パパス監督が家庭の事情により退任することが発表された中、暫定的に指揮を執る大島 康明ヘッドコーチの下、勝利をつかめるか。
互いに直近3試合は同じような道筋をたどっている。鹿児島は勝点8で9位、長野は勝点7で10位と、立ち位置も近い。激しい攻防が繰り広げられるのは間違いないだろう。
[ 文:田中 紘夢 ]

