やっとの思いでJリーグにたどり着き、奈良県初のJクラブとして一歩ずつ着実に成長を重ねてきた。わずか2年で幕を引くわけにはいかない。クラブは、2021シーズンからの約3年半でJリーグ参入をはじめ多くの喜びをもたらしたフリアン監督との沈痛なる別れを決断した。
後任には、J2清水でプレイヤーデベロップメントコーチを務めていた中田 一三氏が就任。残留を必達目標とし、残り12試合を率いる。
奈良が今節でホームに迎える富山は、現在3位。自動昇格圏の2位につける今治とは勝点4差。直近2試合では計8得点を挙げて連勝しており、得失点差に関しては今治を上回る。昨季は自動昇格圏の2位と同勝点を記録しながら、得失点差で泣いてJ2復帰を逃したチームは、勝点もゴールも簡単に譲り渡しはしないだろう。
わずかな準備期間で臨む“中田・奈良”注目の初陣は、どのような姿を見せるか。
[ 文:前田 カオリ ]


