福島は前節、奈良と対戦し、1-1のドロー。水がたまるピッチの中で本来のサッカーをなかなか展開できなかったが、それでも「あの場面は真ん中のところだけがうまくボールを動かすことができ、自分たちらしい崩しでゴールにつなげることができました」と塩浜 遼が話したように、1点ビハインドで迎えた70分に中央を崩して、同点に追いついてみせた。塩浜の言葉が示すように、福島は自分たちのサッカーで勝つという点に強いこだわりをもっている。寺田 周平監督も「私たちのサッカーで昇格を成し遂げたい。楽しみながら、しかし楽しむだけでなく、勝点3を拾い続けて昇格につなげたいと思っています」と前節終了後に話している。
自分たちのサッカーで勝ちたいのは、金沢の伊藤 彰監督も同じ。「やっているサッカー、目指すものは選手たちも体現してくれているので、より良くなってきている。だけどわれわれの置かれている立場では勝点3を泥臭くても取りにいかなければいけない」(伊藤監督)。引き分けに終わった前節・岩手戦は15本のシュートを放ちながらも、奪ったゴールは1つのみ。結果と内容の両立が課題となっている。
両チームの勝点差は『3』。自分たちのサッカーを展開できたほうが勝利に近づくだろう。
[ 文:村田 亘 ]
