栃木Cは前節、ホームで群馬と対戦し、1-1のドロー決着。先制を許したが、後半に猛攻を仕掛け、終了間際にマテイ ヨニッチの2試合連続となるゴールで追いついた。
初の4連勝はならなかったが、CITY FOOTBALL STATIONが生み出す熱狂には何かを引き起こす雰囲気が常に漂い、今季の栃木Cはホームでの劇的な展開が非常に多く、まだ無敗を誇る。
また、直近3試合はリスタートから得点を奪えており、これは前期戦との大きな違いだ。堅く守る相手に猛攻を仕掛け、その中で奪ったリスタートからゴールを取り切り、貴重な勝点につなげられるようになった。
栃木SCには今季、カップ戦も含めると1分1敗とまだ勝利をつかめていないだけに、ここが“乗り越えどき”だろう。古巣戦を迎える森 俊貴は「栃木SCに勝たないと、仮に昇格できたとしても意味がない。絶対に勝たないといけないし、そのための行動をとっていく」と強い決意を口にした。
一方の栃木SCは前節、ホームで相模原と対戦。終了間際に逆転を許し、今季初の3連敗となった。
直近のゲームでは最終ラインの連係ミスなどが失点につながっており、7試合連続で失点中。前期戦は堅い守備を強みにクリーンシートを連発し、勝点を重ねていたチームからすれば、後退していると言わざるを得ない。
福森 健太は「うまくいっていない状況だが、次のダービーに勝つことは、ただの1勝にならないし、きっかけになるゲームだと思う。もう1回、勝つための準備をして臨みたい」と語り、奮起を誓う。
明治安田J3第7節の対戦は1-1のドロー。両チームのプライドを懸けた激しい攻防を12,807人という観衆が固唾を呑んで見守った。Jリーグに生まれた新たな熱狂の舞台、“栃木ダービー”の結末はいかに。
[ 文:鈴木 康浩 ]

