長野は前節、アウェイで屈辱を味わった。引き分け以上で昇格が決まる栃木Cに対し、0-3で完敗。4戦連続無得点での4連敗はおろか、目の前で昇格を見せつけられ、19位に転落となった。
「あの光景を見せられて、悔しくなかった選手は1人もいないと思う」と藤本 主税監督。ゲームキャプテンを務めた大野 佑哉は「屈辱以外の何ものでもない」と言葉を振り絞る。
今季はとにかくゴールが遠い。37試合を終えて29得点はリーグ最少。前節のシュート数は10本で、8試合ぶりに2ケタに乗ったが、それ以前はシュートチャンスすらほとんど作れていなかった。
一方の栃木SCも、相模原と並んでリーグで2番目に少ない38得点。それでも36失点はリーグ3番目に少なく、堅守を支えにして踏みとどまってきた。明治安田J2昇格プレーオフ圏の6位まで勝点1差の9位で、逆転でプレーオフ進出に滑り込む可能性を残している。
互いに得点力不足に苦しんでいることもあり、堅い展開も予想される。長野が相手の堅守を打ち破るのか、栃木SCが昇格への執念を見せるのか。意地と意地がぶつかる最終節となりそうだ。
[ 文:田中 紘夢 ]

