J3開幕戦では、ホームで岩手と対戦。初戦の緊張感からか動きが硬く、開始8分で失点。その後も何度かピンチを迎えたが、追加点を許さなかったのが良かった。後半は吉田 源太郎を投入。これで攻撃が活性化すると59分、ゴール前中央から吉田 源太郎が豪快に同点ゴールを突き刺した。その後も攻め続けるが、逆転ゴールは奪えなかった。
続く第2節、讃岐は前節の殊勲者・吉田 源太郎が先発に名を連ね、ホームに昨年のJ3で3位の富山を迎え撃った。前半は富山の圧力に押され続けたが、粘りの守備で無失点。風上に回った後半は流れを取り戻して何度もチャンスをつかんだが、決め切ることはできず、スコアレスドローに終わった。
米山監督は2試合をこう振り返っている。
「(開幕戦後の試合後会見にて)非常に良いゲームができたと思います。ただ、結果で示せなかったのが残念。準備が足りないと感じた部分もあったが、マイナスなところを見る必要のまったくないゲームだった。勝点1のスタートだが、勝点3でホッとするワケでもなく、勝点ゼロで落ち込むでもなく、次から引き締めてやっていくのにちょうどいいと思う。上と、前だけを見て第2節に準備したい」 「(第2節後の試合後会見にて)引き分けて、他会場の結果を見ると少し焦るところもあるが、やっているプレーそのものは自分たちがやりたいことの範囲内。次の3戦目(第3節・岐阜戦)で初勝利して早く昇格戦線に食らいつけるよう、今日から準備していきたい。(無得点だったが)トータル90分の中で何分間が強気で何分間が弱気だったかと考えると、まだ強気を出せる部分が多いので、次節は早い段階、早い時間帯から強気を出していきたいと思う」 ルヴァンカップでリーグ戦につながる良いきっかけをつかめるか、注目したい。
一方、アウェイでのルヴァンカップ開幕となる秋田は、昨季のJ2で13位。就任5年目の吉田 謙監督の下、J1昇格プレーオフへの出場を目指している。スローガンは『秋田一体+(プラス)』。吉田監督は選手とのコミュニケーションを欠かさず、“走力・球際・切り替え”を重視して堅守速攻を徹底している。
J2開幕戦はアウェイで愛媛と対戦し、0-1で敗北。第2節もアウェイ戦で、山口と対戦した。開始7分にCKから失点すると、75分には喜岡 佳太が一発レッドで退場。数的不利に陥ると、89分に2点目を奪われて敗れた。この結果について吉田監督は、試合後に「チームはコンパクトに前に挑み続け、ゴールへ迫った。セットプレーによる失点、自分の力不足で敗戦となりましたが、この悔しさが執念に変わると信じ、粘り強く戦っていきたい」とコメントしている。
讃岐はリーグ開幕から2引き分けで、秋田は同2連敗で迎える一戦。リーグ戦の合間に行われるため、互いにリーグ戦で出場機会が少ない、あるいはなかった選手の起用も十分に考えられる。新しい力の躍動がチームに刺激を与え、リーグ戦につながっていくことを期待したい。
[ 文:大森 一 ]


