苦境に陥れた徳元の左足。名古屋にアドバンテージをもたらす3アシスト
名古屋グランパス
横浜F・マリノス
監督
何も言うことはありません。守備ができません。守備の修正がずっと課題になっていました。できたと思ったら、セットプレーから3点取られました。CKから2失点、スローインから1失点です。もっと話したいのですが、正直、こういう状況では言葉も見つかりません。申し訳ないです。 --1週間前のACLEリーグステージ第2節・蔚山戦と同じメンバーとは思えない試合でした。タフな日程なのは理解していますが、どこに原因があるのでしょうか。疲れではありません。しっかりとローテーションをして今日の試合に臨みました。言えることは、集中力のスイッチが大事な場面で切れています。初めてのCKで失点しました。中で誰かがリーダーシップをとっていれば、「2点目は取られないぞ」、「もっとしっかりやろう」といった声が自然と出てくるはずですが、同じ感じで2失点目を喫しました。このような失点は絶対にしてはいけません。それが二度もです。自分は日本という国、文化は本当に大好きです。ですが、メンタルが弱く、リーダーがいません。「もっと絞ろう」、「人に厳しく行こう」とか、「二度と点を取られないようにしよう」とか、中で誰が伝えているのでしょうか。そしてスローインからの失点です。簡単につながせて、クロスが入り、ヘディングでゴールを奪われました。 これまで失点が多かった原因はセットプレーではなく、トランジションの問題でした。蔚山戦は良い部分を見せることができ、そこの修正はできたと思っていました。ただ、(直近のJ1第33節・)柏戦はメンバーを替えて敗れ、今日は蔚山戦と同じ先発を起用したのですが、報われませんでした。とにかく悔しい気持ちでいっぱいです。 --まだ週末にルヴァンカッププライムラウンド準決勝第2戦が残っています。前回の会見でスケジュールについて共有させていただきましたが、日程ではなく、フラストレーションが募るのは選手たちができるのにピッチ上で表現できないことです。できないのであれば、こんなに感情的にもなりませんし、イライラも募りません。最高の選手がそろっているし、信じているからこそ、悔しく、フラストレーションがたまるのです。ここで大事なのは信じる気持ちを持つことです。そして、ピッチ上のリーダーシップが出てほしいです。キャプテンではなくてもいい。若手の山根(陸)でもベテランの飯倉(大樹)でもいいのです。年齢もプロ年数も関係ありません。ハーフタイムには「顔を下げてあきらめるのか」と発破をかけました。名古屋は自分たちが後半、アグレッシブに来ると絶対思っていたはずです。後半は良い場面があった中、名古屋もタフなチームでした。できる選手たちだからこそ悔しさがあります。
名古屋グランパス
監督
選手が90分、集中して戦ってくれました。1点返されたあと、相手に多少主導権を握られましたが、集中力を切らさず、チームとしてやるべきことを最後までやってくれました。それが山岸(祐也)の3点目につながったと思っています。ただ、2点のアドバンテージはマリノス相手にあってないようなものです。ホームでしっかりと勝って決勝に行けるように、気持ちと体を切り替えて準備します。 --先制点が主導権を握る上で大事でした。セットプレーの評価を聞かせてください。立ち上がり、良い入りができ、その流れから点を取れました。セットプレーのキッカーの徳元(悠平)も山中(亮輔)もとても良いボールを蹴ります。ウチの武器なので、その武器を生かして得点を取ることができました。 --徳元選手が3アシストです。評価を聞かせてください。今日は言うことありません。ただ、残り90分あるので、良い準備をしてもらいたいです。 --今夏加入した徳元選手がチームにもたらしたものを教えてください。明るさですね。非常に陽気なキャラクターなので、「本当に夏に来たの?」という感じです。(出身である)沖縄の雰囲気なのか、ほんわかした感じでみんなを和ませてくれる存在です。彼の周りに人が集まり、コミュニケーションが増えました。その効果はとても大きい。彼の左足は良かったり、悪かったりで、今日はたまたま良かった日だと思います(笑)。
--自身のゴールシーンを振り返ってください。いつもゴール前の動き直しは意識しています。左サイドに寄って、トク(徳元 悠平)が良い形で持った瞬間にクルっと回ってニアに入ったのですが、トクが良いボールをくれて、当てるだけではありませんでしたが、入って良かったです。 --何を意識してピッチに入ったのでしょうか。2-1で後半はマリノスに少しテンポが出てきました。流れが向こうに行った感じだったので、守備から入ることと、試合を決定づけるゴールを決められればと入りました。(その得点を取れて)今日は良い1日になりましたね。 --昨季、福岡で優勝を経験したルヴァンカップへの思いを聞かせてください。今季、三度目のケガをしたときに(直近のJ1第33節・)福岡戦とこのルヴァンカップを目指してきました。そして、ルヴァンカップでゴールを決めてチームを勝たせる選手になり、タイトルを獲ることをイメージしながら過ごしてきました。まず勝てて良かったですが、次が大事ですし、ホームに帰ってファミリーの皆さまの後押しもあると思うので、絶対にファイナルに進出したいです。 去年の優勝は本当に最高の景色でした。またあの景色を見たいと強く思いました。今年、名古屋に来てケガが続いて難しい1年になっていますが、ルヴァンカップの決勝でゴールを決めてヒーローになり、ユニフォームに星をつけて、ファミリーの皆さんと喜びたいです。
横浜F・マリノス
DF 15
上島 拓巳
情けない気持ちを僕だけじゃなくみんな持っていると思います。流れではなく、3失点ともセットプレーです。CKでは人任せになっていた部分があると思いますし、マークに緩さがありました。3失点目は人が足りているのに、ボールに行けないところは僕を含めてチームの課題です。短期間で修正できるのは個人の部分です。グループ間で話し合いたいです。ただ、(ルヴァンカッププライムラウンド準決勝第2戦は)アウェイの戦いですが、2点差というのは可能性が残っていると思います。 --ゾーンで守っているのに、人に競りにいけていないのが問題だと感じます。1失点目と2失点目はCKからでした。ゾーンの間ではありますが、そのゾーンに対して競りにいったり、マンツーマンの選手が入れさせないことが大事になります。3失点目は山岸(祐也)選手が一瞬、僕と松原(健)選手の間でフリーになったときにどうつくのかというコミュニケーションがありませんでした。僕も野上(結貴)選手につられてしまいました。人はそろっているので、そこは改善するしかありません。 --その3失点目のシーン、ご自身は前に出られなかったのでしょうか。山岸選手が2列目から入ってきて、僕は野上選手を見ていたので、あの瞬間、視野には入っていませんでした。松原選手が中のポジションを取るのか、僕が出るのか。ただ、ボックス内の守備の質はまったく足りていないので、改善しなければなりません。
FW 17
井上 健太
トーナメントではセットプレーで得点するチームが強いと思いますし、やられてしまった自分たちは負けに等しい(値する)試合でした。自分が入ったときは点を取りにいこうと決めていました。相手は背後への対応に弱さがあると思っていたので、「どんどん縦に仕掛けるように」と言われていました。 --セットプレーで3失点をしてしまうと、勝てるゲームも勝てません。トーナメントなので相手は堅くきて、流れからはチャンスらしいチャンスはありませんでした。セットプレーに懸けてきている中でやられて、相手からすればしてやったりだったはずです。そこに自分たちの弱さが詰まっていると思います。 --個人にフォーカスすれば、積極的に仕掛け、起点にもなり、ロストもありませんでした。近い距離にカツくん(永戸 勝也)が来てくれて、(植中)朝日ものぞいてくれました。押し込む時間帯を作っていかないと、自分たちのペースになりません。そこは良い距離感でやりやすかったです。決勝に行くには(ルヴァンカッププライムラウンド準決勝第2戦で)複数得点を取らないといけないし、取りにいかないといけない状況なので、失点せずにこじ開けます。