さらに米山 篤志監督は数字にこだわり、55得点以上と42失点以下を今季の目標に掲げた。その目標達成のためにディフェンスラインを入れ替えたのが、今季の最大の特徴。[3-4-2-1]のフォーメーションでCBに入る藤井 葉大、附木 雄也、左合 修土の3人が安定したパフォーマンスを見せ、ここまで5試合で2勝2分1敗の勝点8で5位と好位置につけている。特に2-0で勝ったホーム開幕戦の明治安田J3第2節・奈良戦、終始押されながらも“ウノゼロ”で勝利をつかんだ第5節・琉球戦では良さが見られた。
琉球戦後に米山 篤志監督は「1つ負けてその次のゲームは非常に大事だと思っていました。ホームで勝っていくこと、勝点を取ることを続けていかなければならないので、今日の勝利は非常に価値があるものだと思います。流れとしては、終始自分たちのペースというわけにはいきませんでしたが、苦しい展開の中でもひっくり返しながら最終的に勝ち切れたところに1つ成長が見られたかなと思っています。ホーム3連戦なので、勢いに乗って次のセレッソ大阪戦、(第6節・)栃木シティ戦に臨める良い試合になったなと感じています」と満足げに語った。
一方のC大阪は、昨季J1初制覇を目指しながら最終的には10位に終わり、失意のシーズンとなった。今季はアーサー パパス新監督を迎えて“アタッキングフットボール”を旗印にし、より攻撃的なチームを目指している。リーグ開幕戦こそG大阪を相手に5-2で圧倒したが、6試合を戦って1勝2分3敗で勝点は『5』。順位は18位に沈んでいる。
直近のJ1第6節で横浜FCに敗れ、開幕戦の勝利以降5試合白星がない状況を聞かれたアーサー パパス監督は「(第5節・)名古屋戦は自分たちのサッカーを表現できました。(第2節の相手・)湘南や、横浜FCのような守備の強固な相手に対して、自分たちの戦う姿勢、デュエルやセカンドボール、球際など、サッカー以上のところももっと必要となってきます。そこは求めていきたい。開幕戦、良い形で勝ちましたが、ここから山あり、谷ありだと思います。38試合ある中で、まだ6試合を終えたばかりです。この状況からどうはい上がっていくか、クラブとも協議して進めていきたい」と前向きに語った。
互いに連戦となるため、リーグ戦で出場機会が少ない選手の起用が考えられる。新しいスターが現れるのか、 ジャイアントキリングはあるのか。 カテゴリーを超えた楽しみな一戦だ。
[ 文:大森 一 ]


