崩れなかった広島。耐えた先に掴んだゴールを守り抜く
サンフレッチェ広島
--ミヒャエル スキッベ監督が、「佐々木 翔の足でのゴールを初めて見たかもしれない」と話していたが?そういえばあまり記憶にない。珍しい試合だった。疲れた。 --得点について。ディフェンスが下のほうを止めにきているのは目に入っていたので、上に打たなきゃな、と思った感じ。あそこまでのコースは狙っていない。相手も近かったので。上に、という意識で打った。入って、自分もビックリした。 --相手の厳しい守備があったが?いろいろコミュニケーションをとりながらトライしていた。トルガイ(アルスラン)が入って、いつもと違う配球や、間の使い方が見えてきていると思う。それにチームとしてもトライしながら、裏も狙いながら良い形も作れていたと思う。それの精度をどれだけ高めていくかはこれからだと思う。チャレンジできたことは非常に良かったと思う。
奪ったあとのボールをもう少しシンプルに、前にワンタッチで長いボールをFWやシャドーの選手につけられれば良かったと思う。守備に回る時間も長かった。相手の可変気味なシステムに対してうまくハメられなかった。 --得点前、何度かシュートを打たれた場面を防げたことは大きかった?それが1つのターニングポイントだと思う。あそこで守り切れたからこそ、自分たちの流れではなかったかもしれないが、1つゴールを取れた。 --3連勝となったが?前期はアウェイでなかなか勝点3を取ることができていなかった。優勝を狙っていくためには、アウェイで勝点3をどれだけ積み上げられるか。前節、そして今節と3ポイントずつ積み上げられたことは良かった。
東京ヴェルディ
監督
平日のナイターで、しかも雷で90分近く中断した中で、最後まで応援してくれたサポーターに感謝したいと思う。彼らに悔しい思いをさせてしまいました。 ゲームについては、もちろん力のあるチームなので、広島にチャンスを作られる場面は想定していたが、われわれらしく、自分たちでボールを持ちながらチャンスをうかがうという意味では、勝点ゼロなのでやれた感を出すというのも悔しいが、すべてを否定するものではないと思う。やろうとしていること、やるべきことを選手は出そうとしてくれた。攻撃は最大の防御という中で、ボールを持って前に進む意識は見せたと思う。決めてほしかった場面は前半も後半もあったが、勝点ゼロで終わったので、足りないものにフォーカスして次に向かいたい。 --失点場面について。選手交代に関して、ずっと悩んでいた。ちょっとずつ守備が甘くなっていたが、自分たちがボールを持つ時間も長かった。この流れをわざわざ変えるのか、とコーチ陣とはずっと論議していた。ただ、クロッサーに対してアプローチが甘くなっているのは気になっていたので、攻撃の流れよりもそこにフタをしようとしたところで失点だった。自分の決断が遅かったと思っている。 --試合中断の時間で話していたのか?休むべきときと、20時50分のキックオフに向けて選手とともにテンションを上げていく、メリハリをつけた。再開後は良い入りができたと思う。ヘディングの競り合いにしっかり勝てたので、良いメリハリをつけてくれたと思う。 --最後の円陣でかけた言葉は?「(広島に対して)ダブルを食らって、しかもアウェイのサポーターに歌を歌われるのがどれだけ悔しいか、これを聞いておけ」と。「やれたからこそ悔しいのはわれわれが一番分かっている、結果しかないんだ」と。
サンフレッチェ広島
監督
非常に堅い試合だった。どちらも良いところを出せなかった試合だったと思う。ヴェルディはディフェンスが非常にコンパクトで、堅い守備を見せていた。それに対して、なかなかシュートまで持ち込めなかった。前半にはセットプレーがあまりうまくいかなかったが、後半には1つうまくいって、得点を取ることができた。 残り5分、10分のところで相手もそれなりのチャンスがあったと思うが、自分たちが失点ゼロに抑えられたことが、難しいアウェイの試合で勝点3を取れたことにつながった。非常にうれしく思っております。 --雷の中断もあった。中断の間、どういった声かけをして、再開の際の入り方をどう意識したか?わりと早い段階で長い時間が空くという情報があったので、コーチ室で五輪を見たりしていました(笑)。選手たちは体が硬くならないように動いていたし、開始に向けて準備できたので、中断明けもしっかり入れたと思う。 --Jリーグデビュー戦となった、トルガイ アルスラン選手について。彼のクオリティー、インテリジェンスの高いプレーは見てのとおりだと思う。オーストラリアから来たが、向こうのプレシーズン中だった。そこで、移籍することもあってチームで練習できない事情があった中で、コンディションをここまでもってこられたのは良かった。まだプレシーズンに入ってから3、4週間くらいというのを考えたら、あと2、3週間かかってもおかしくないと思う。 --22時を過ぎて18歳の選手が投入された試合。若い選手も含めた、選手層の部分をどう捉えているか?ドイツでは22時以降に16歳以下は出てはいけなくて、23時以降に18歳以下はダメというルールがある。いまいるメンバーでも、若い選手はたくさんいて、ベンチに入っていけるようになった。(井上)愛簾もそういう選手だが、広島はそもそも育成クラブであって、次の世代の選手に機会を与えるスタンスを持っているクラブ。これからもどんどんやっていきたいと思う。 (会見終わりに)佐々木 翔の足でのゴールを初めて見た気がする。
東京ヴェルディ
MF 22
翁長 聖
--前回対戦よりもかなり相手を抑える守備ができていたように感じたが?外からそう見えているのならば、そういう部分もあったかなと思う。 --失点場面までの流れについて。決め切るところを決めないと、というのはあると思う。その中でも、もっとやれることはあったんじゃないかとは思う。 --「やれるところ」というのは?ちょっとまだ分からない。ここで適当なことを言ってもイヤなので。 --CKからの失点だったが?セットプレーでの得点が多いチームというのは分かっていたので、そこでやられたのは良くないと思う。 --次節・名古屋戦は連戦になるが?そこはいつもどおり、終わったことなので引きずっても仕方ない。また新たな気持ちで名古屋戦に向けてやっていきたい。
MF 10
見木 友哉
内容的には負ける内容ではなかった。中断期間でトライしていたビルドアップのところで、相手のハイプレスを外せたシーンも後半は特にあったし、決定機も何回かあったので勝ちたかった。 --セカンドボール争いや球際で勝ることなどができていたが?相手もそこに強いのは分かっていたが、そこまで相手に分のある内容ではなかった。五分五分くらいにはやれていたとは思う。 --好機もあった中での失点だったが?ああいうセットプレー1本で決めて勝つのが強いチームだと思うし、そういう意味では勝負弱かったと思う。 --自身のプレーの感触は?プレーできることは間違いないが、何回かミスもあった。こういうところで突き抜けていきたいので、そういった意味では突き抜けてはいないし、ミスも多い。すべてにおいて成長しないといけないし、得点に絡むところは一番評価されると思うので、そこを出せれば良かった。 --マンツーマン守備に対しては?相手のCBがシャドーに食いついてくるので、そこでフリックをしたり、1個飛ばしていくこと、裏を取るという意図はあった。相手の背後を取れた場面はあったので、そこまで悪くなかったと思う。
FW 9
染野 唯月
--中盤で受けるタイミングや立ち位置などは良くなっている?チームとして良くなっているというのは、周りから見てもそうだと思う。自分たちでもやっていて思っている。でも、結果がついてきていない。しっかり突き詰めたい。 --マンマーク気味につく相手の3バックへの攻略方法で考えていたことは?それよりももっと最後のクオリティーを高くして、もっとシュートまで行かないといけない。難しい体勢でシュートを打つ場面が全体的に多かった。もっと良い状態で打てるような崩しができればいい。 --松村 優太選手との連係について。もっとコンビネーションからの崩しも見せたかった。鹿島で一緒にやっていたとはいえ、ヴェルディのサッカーに徐々にフィットしていくことが必要だと思う。しっかりコミュニケーションをとりながらやっていけたらと思う。