2026/4/12 (日) 14:00 KO
地域リーグラウンド EAST 第10節
浦和レッズ
浦和
1
-1
1 PK 3
東京ヴェルディ
東京V
入場者数: 29,530人
天候: 晴れ|気温: 22.7℃|湿度: 32%
幸先の良い後半となったが……。追いつかれた浦和、PK戦の末に黒星
浦和レッズ
監督
完全にコントロールしたとは言えなかったかもしれませんが、前半は試合を支配していたと思います。ただ、ゴールキックからのセカンドボールを拾われたときなど少し危険な場面もありました。今日は2トップにして、サイドチェンジをしながら背後のスペースを使うのが狙いでしたが、そのトライは見られたと思います。 後半は少し(2列目の)立ち位置を変えて、ライン間のスペースを使うことを目指しました。(肥田野)蓮治をウイングに置き、早い時間に点を取ることができました。そしてPKの場面までは、ヴェルディに危険な場面を作られることはありませんでした。しかし後半は自陣で失う場面が多かったと思います。ヴェルディの得意とするゲーゲンプレスで奪われる流れの中からPKの場面につながりました。 ただ、(金子)拓郎の1対1の場面など、後半もチャンスは作っていたと思います。2点目を取って試合を終わらせるべきでしたが、今日は決定力がありませんでした。 --ケガ人が出ていたCBについて、前節・川崎F戦に続いて柴戸 海選手を起用した。最終的には何を重視して選択したか。今週はCBについて4つのオプションを試しました。ルカ(ディドゥリカ)や、よっちゃん(田中 義峯)など、まだJ1でプレーしたことのないCBもいますが、対・染野(唯月)で彼らを使うことはしませんでした。また、(安居)海渡とエイちゃん(片山 瑛一)も試しました。そして柴戸とエイちゃんが最後に残りましたが、エイちゃんも本職のCBでないということと、今季まだ公式戦に出ていないことで、川崎F戦でCBとしてプレーした経験のある柴戸にしました。 --後半の2列目の配置変更について、途中で戻したと思うが、そのあたりも含めてもう少し詳しく狙いを教えてほしい。われわれの狙ったとおり、(マテウス)サヴィオがライン間を使い、そこから蓮治のスピードを使いました。そのあとも良いプレーが続いていたのですが、相手も対応するようになってきて左の拓郎をうまく使えない流れになってしまいました。なので、20分経ったところでまた選手の配置を変えました。 --PK戦は3試合連続で敗北となったが、うまくいっていない理由として感じるところはあるか。すべての練習試合でPK戦は練習してきています。先週の練習試合でも1本ごとに行い、そこでは3本すべて勝ったのですが、プレッシャーが掛かる公式戦ではまだ勝つことができていません。練習の中で公式戦とまったく同じ環境を再現することはほぼ不可能です。次の練習試合では、公開にしてサポーターに入ってもらったほうが良いのかもしれません。
東京ヴェルディ
監督
浦和さんがかなり裏を狙ったハイラインになるだろうというところは予想していました。守備は、前線からのチェイシングと後ろの横ズレとコンパクトさというのは、かなり意識できたと思います。ただ、奪ったあとのクオリティーに問題があって、失い方というところでは大きな課題が出たと思います。このチームはまだ成長の途上なので、もちろんGKから30本(パスを)つないで崩したい。それはずっと目指していますけど、自分たちがペースを握るには、前からのチェイシングと、良いボールの奪い方というところに関して、前半はできた。そこから先のクオリティーに課題が出たと。後半は勝点ゼロの状況で、メンバーが代わっていって、チェイシングが自分から見たらまだまだ足りない。バトンを受けた選手の“頭から湯気が出るようなボールの追い方”はできていなかったので、そこは非常に不満です。そこは選手にも言いました。 得点のシーンに関しては、ボランチが3列目から出て、クロスに絡んで相手のPKを誘ったのはポジティブですけど、あまりにもペナルティーエリアの中に入っていく回数は少なかった。いまのわれわれの現状から言ったら、もっと前でプレスを掛けて、バトンを受けた選手が先頭に立って、そこからサッカーがスタートするところは、大きな課題として捉えたいと思います。 --今日は守備のところで、最後に体を張るところですごく良かったのかなとは思ったが、監督としてはその前の守備のほうを重要視しているか。われわれが望むのは、相手陣でボールを奪い返せるのが一番良いわけです。そこから攻撃をスタートできるのが一番良いわけで、そのためには前線の追いと後ろのコンパクトさが絶対条件として必要です。むしろ、前半はあのボールロストの仕方からよく守備が破たんしなかったなと思います。最後の局面も、体を張ったので、おそらくGKの長沢(祐弥)も、コース取りであるとか、シュートストップのところは読めたところがあると思う。繰り返しになりますけど、後半のわれわれが望むインテンシティーは、バトンを受けた選手がちょっと足りていなかったなと。 --結果的にPK戦で勝利し、今季PK戦で3戦3勝。また、J1に復帰して埼玉スタジアム2002で公式戦初勝利となった。結果的なところは少し不満が残る部分もあったかもしれないが、この結果をどう捉えているか。PK戦に持ち込めたのは、良くない時間の中でもしっかり体を張って、追加点を取らせなかったこと。これはポジティブだったと思います。もちろん埼スタでやるのは、それなりのプレッシャーがある。その中で選手は、ゴール前を含めて粘り強くやってくれたのはポジティブなこと。PK戦に持ち込めたことに対しては何の否定もしない。「よくやった」と言ってやりたいです。 まあ埼スタで勝ったと、これが(そう)言えるのかという意味では、しっかりと90分の中で決着をつけられるようなチームになっていかなきゃいけないと思います。 --長沢選手が前々節・FC東京戦に続いて今回もPK戦で2本止めているというところで、日頃から見ていて、普段の練習からPKへの強さのような、何か感じるものはあるか。われわれは練習そのものに、常にリアリティーを追求しているので、ロンドであろうが、5対5のミニゲームであろうが、紅白戦であろうが、PKも必ず練習していますけども、必ずリアリティーを大事にしている。そういう意味では、少し緊張感を持って、みんなが見ている前でPKを蹴ってきた選手たちと、それを受け取るというか、守備に回るGKの日常の緊張感が、少し成果として出ているのかなと思います。GKコーチの分析も、大きな助けになっているのかなと思います。
--スタートからCBでプレーしたが、どういうことを考えながらプレーしていたか。相手のプレッシャーが(かなり)あるという分析の中で、(オナイウ)阿道と(肥田野)蓮治のところを使いながら1個先を見るというのがチームの共通理解としてあった中で、思ったより相手が来なかった感じではあったので、臨機応変に対応しながらうまくできた部分はあるかなと思います。 --それぞれの個性が違う中で、ディフェンスラインとしての共通意識が見られたのではないか。そこに入った選手の役割もありますし、チームとしてどういうことをやるのかはキャンプからずっと言われていて、そこは意識できていたと思いますし、ねもけん(根本 健太)とも良い関係を作れたかなと思います。 --ビルドアップなどの感触はどうか。良い外し方ができていた部分もありますし、悪くはなかったかなと思います。 --相手が5バック気味に守ってくる中で、前半はうまく左右に揺さぶれていたのではないか。揺さぶりもありましたし、(西川)周作さんを使いながら相手を引き出して、ローテーションしながらスペースを作りながら、うまくできていた部分はあるかなと思います。 --PKになったシーンはアクシデントでもあったと思うが、そこに至るまでのところで反省や気になったところはあるか。当たってしまったのは結果論ですし、なんていうことはないシーンでしたけど、その前の部分であったり、試合の終盤という時間帯はより引き締めなきゃいけないところだと思います。それを個人だけじゃなくて、チームとしてもう1回、こういう時間からはこういうことを意識して、チームとしてこうやっていこうというのは発信しなければいけなかったかなと思います。特にCBは後ろからいろんなものが見えて統率しやすいポジションだと思うので、そこは反省かなと思います。 --追加点を取って仕留めるというのは足りないところでは?先制点は多くの試合で取れていますが、そこからもう1回、追加点は取れていないと思います。そこが自分たちに必要な部分だと思いますし、ああいう事故みたいなことはあるので、得点して保険をかけていくみたいなことも必要だと思います。ただ、ピンチらしいピンチはなかったですけど、ああいう形の失点をしてしまうのは勝てないチームの典型的な形という気はするので、もう少しいろいろなことに目を向けながら改善をしていく必要はあるかなと思います。 --そんなに悪くないけど結果が出ないというのが一番危険という見方もある。そうですね、一番ダメなサイクルというか、ハマってはいけないところだと思います。悪くないけど、何で勝てないというのはおっしゃったように危険です。 --個人としては、スタートから前に出てつぶしにいく守備をしていた。染野(唯月)選手は相手のエースだと思いますし、つぶしておきたいなというのはありましたし、そこでリズムを出させないようにというのは意識的にはしました。 --PK負けというのはどう捉えているか。痛いですね、やっぱり。(先制して)勝点が3あったところから1になったと考えると後味が悪いです。そういう試合があまりにも多過ぎます。良い時間帯も多かったですし、チャンスもあったので、そこで決め切る力も必要だと思います。事故的だったとはいえ、失点があまりにも多いと思います。 --次の鹿島戦は自然とモチベーションが上がると思うが、順位的には目標が見えづらいところもあり、お客さんの入りにも表れているかもしれない。残り試合でどういうプレーを見せて、どういう試合をしていかなければいけないと考えるか。どんなに泥臭かろうが何だろうが、勝たなきゃいけないというのは大前提としてある中で、どういうサッカーをして、今後どう浦和レッズが土台を築いて積み上げていくかというところの部分は、こういうときだからこそ必要だと思います。それでも、勝ちながらそういうことができなければいけないと思います。負けて「今後に向けて」とか「土台が」と言うのはちょっと違うと思いますし、会場に足を運んでいただいた方、応援していただいている方にもすごく失礼だと思うので、勝ちながらできることをやっていかなければいけないかなと思います。
東京ヴェルディ
--2回目の先発だったが、試合のパフォーマンスを振り返って。試合を通して、あまり自分の武器を出せるシーンがなかったですし、守備の時間が多かった。でも、それは事前に分かっていたことだし、その中で守備で良い貢献ができたかというのを考えると、自分のところで石原(広教)選手にクロスを上げられるシーンも前半にあったので、試合によっての役割も変わりますけど、その中でそれをまっとうしつつ、自分の武器も出していけるように、90分通してやれるようにしたいです。 --以前先発したときにタスクの部分について強調されていたと思うが、今日はどのあたりを整理して入ったか。今日は相手が2トップで始まって、システム的には自分が金子(拓郎)選手とずっと対峙するというのは分かっていたので、守備の部分は意識して試合に入りました。 --相手のゴールキックが、金子選手を目がけて何本か入ってきて、そこへの対応を強いられたと思うが、エアバトルではどれだけ優位に立てたという感触だったか。西川(周作)選手は対角のキック力があるというのは頭に入れていたので、CBの逆からのサイドチェンジも狙っているのが分かった。そこは簡単にやらせないように意識しました。 --金子選手との後半の競り合いで「これは危ないぞ」と思ったが、自身はどう感じたか。倒れ方もうまかったですし、印象は良くなかったのはあるし、それ以上に自分の対応が良くなかった。そこをしっかり振り返って、どう対応したら良かったかを見直したいです。 --もし同じシーンがあるとしたら、どう対応するか。こっち(右)に切り返されたほうが良い。えぐられてペナ(ペナルティーエリア)に入られることがやっぱり怖い。自分が右に食いついたから、あっち(左)に反転されたので、そこはもうちょっと細かく見たいです。
--今日は後半途中から出てきて、流れを変えるドリブルもあったと思うが、城福 監督から言われたことなどがあれば教えてほしい。いつもどおり守備のことを言われて、攻撃は「やってこい」って感じでした。 --試合のあと、ゴール裏のサポーターの下へ行ったと思うが、前節・千葉戦を踏まえてゴール裏であのような歓迎をしてくれたというのはいかがだったか。期待もされていると思いますし、そういう立場というのを自覚してやっていければいいかなと思います。 --なかなか思ったようにゴールが入らなかったと思うが、そこはどういったところが原因だと分析しているか。相手の流れも良かったですし、自分たちが守備に回るシーンが多かったと思います。間で1つ受けてタメを作れたらいいかなと思っていたんですけど、全体的にシャドーとトップが孤立していた印象があったので、そういうときにもう少し間に入って、ボランチ、シャドー、ウイングバックと良い距離感を作れたら良かったかなと思います。全体的に走る量が少なかったというのは城福さんにも言われたので、そこは改善していければと思います。 --福田 湧矢選手とも逆サイドで入れ替わったりしていたが、あれは流れの中での判断だったのか。そうですね。アイツが気づいていなかったのか分からないですけど、別に(お互い)どっちのサイドもできると思うので、そこは臨機応変にやっていけばいいかなと。 --ここまでのPK戦は勝っているが、PK戦自体は得意か。僕は1回外していますけど、(長沢)祐弥くんが止めてくれるので、蹴りやすいです。 --長沢選手のPKの強さについて、なんとなく感じるものはあるか。練習でもけっこう止められていますし、イヤな印象はあります。 --今日は蹴る方向は決めていたのか。はい。迷って蹴るよりは、自分が思ったほうに蹴ればいいかなって思っていました。クマ(熊取谷 一星)が外していたので、それはすごくイヤでしたけど(笑)。決められて良かったです。 --浦和のゴール裏の目の前でPKを蹴るというのは、やはり圧を感じるものなのか。圧は感じましたけど、「決めたら黙るやろ」と思って蹴りました。
浦和レッズ
FW 36
肥田野 蓮治
--後半開始早々に得点したが、ポジションを変えた影響もあったか。FWのときにもう少し(オナイウ)阿道くんとうまく連係がとれれば良かったんですけど、お互いの距離が少し遠かったなというのを感じていて。そこでいったん、「サイドから、低い位置から背後に抜ける」というところをハーフタイムに監督からも伝えられました。得点シーンはその狙いが出た良いシーンだったかなと思います。 --オナイウ選手とマテウス サヴィオ選手との関わりから抜け出していた。10番の位置(トップ下)にパスができる選手が入るのは自分にとってすごく大きいというか、ランニングしやすいシステムを作ってくれたと思います。自分は本当に走るだけでしたし、ほぼ100%競り合いは勝つというくらい阿道くんのことは信頼しているので、もう絶対収めるなと分かっていたので自分はすぐランニングの準備をしていました。良いボールが来たので決めるだけって感じです。 --DFの前には入っていたが、完全な1対1だったかというとけっこう難しいシュートだったのでは。どういうイメージだったか。体を外に流しながらうまく……何て言うんですかね、あまり試合中は意識していない、無意識なんですけど、とにかくサイドネットに打とうと考えていたので、そうするために体を開きながら。無理な体勢でしたけど、最近は体作りの部分だったり、体幹のトレーニングをしているので、無理な体勢でも仕事ができるようにはなってきているのかなと思います。 --決定力を見せているが、逆にこういうところをもっとできるようにしたいというのはあるか。やっぱり、90分走り切る体力が。ほかの人から目に見えて分かるというか、パワーダウンしてしまうところがまだあるので。自分の特徴を90分出し続ける力がまだ全然足りないと思っています。今日は背後のところが得点シーンだけでしたし、もっと背後のランニングや上下動のところはできるようにしていきたいと思います。 --右サイドに入ったときはどういうやりやすさを感じているか。背後のランニングはしやすいですね。相手が3バックでしたし、相手もかなりコミュニケーションをとって、自分と阿道くんの背後のランニングには注意していました。右ハーフになることによって、1回相手の視界から外れたところから背後に抜けられるので、そこに関しては右のほうがやりやすかったかなと思います。 --パワーダウンと言うが、スタートから出し切ってくるところも良さだと思う。どうやってペースダウンせずにもたせたいか。出る前からもう、とにかく100%、120%で、つってもいいから出し切るということは常に考えているので、その時間を増やさなきゃいけないなとは感じます。交代して外から見ていて、ここが自分だったらという悔やまれるシーンもけっこうあるので、ピッチに立っていたいですね。 --前半からプレスバックが効いていたと思うが、意識して試合に入っていたのか。そうですね。10番の位置でプレーしていて、プレスバックは練習から常に言われていたので意識していましたし、(前々節・)町田戦では自分のプレスバックから失点してしまったので、それだけは絶対ないようにと意識してプレーしました。
DF 22
柴戸 海