2026/6/6 (土) 15:00 KO
プレーオフラウンド 5-6位決定戦 第2戦
FC町田ゼルビア
町田
2
-1
延長
名古屋グランパス
名古屋
入場者数: 10,230人
天候: 晴れ|気温: 26.2℃|湿度: 45%
激動の延長戦。10人の名古屋が先制も、攻め立てた町田が逆転勝利
FC町田ゼルビア
監督
前回対戦(J1百年構想プレーオフラウンド第1戦)は勝利がコロっと手からこぼれ落ちてしまうような2-2の引き分けという結果でしたが、ホームでの第2戦は(今季)最終戦にあたるため、しっかりと町田のサッカーを実践しようと、選手たちの奮起を促しました。ただ、試合の入りに関しては、暑さの影響か、硬さなのか、チームとしてうまく機能しなかった印象です。その中でも後半はしっかりと前から圧力を掛けていくこと、適切なポジションを取ることも含めて、自分たちのサッカーを実践しようと、選手たちには少し発破をかけました。後半の終了間際に相手に退場者が出たあと、延長の前半に失点をした際は、ACLE決勝(のアル・アハリ・サウジ戦)のことがよみがえってきました。失点シーンに関しては、右ウイングバックのバスケス バイロンが裏を取られた形から決められました。ただ先制されても、セットプレーから中山 雄太が同点ゴールをもぎ取り、1人多い状況を有効活用しながら、トドメの一発を刺すことができました。相手が10人になってからも冷静にボールを動かすこともできました。 地域リーグラウンドでは3位以内に入り、最低でも5位以内を目指していこうという中で、こうして5位という結果をつかみ取りました。またACLEではベスト8以上を目指してきた中で、決勝進出も果たしましたし、チームの目標を達成できた形にはなります。このハーフシーズンを通して、見えてきたものもありますし、新しいシーズンは、J1のタイトルを獲れるように、しっかりとマネジメントをしていきたいと思います。さらに過密日程になってくるため、プレシーズンではケガなく、キャンプを通して、1シーズンを戦える体力をつけられるようにしていきます。 --相手がマンツーマンを敷く関係か、大胆に背後を突く動きが多く見られました。その効果は?藤尾 翔太がボールを引き出し、そこに相手が食いついてくることによって生じるスペースを、シャドーが突いていこうという狙いはありました。ただ、それだけになると相手に予測もされますし、ボールを動かしながら、そのタイミングを計っていくことは、特に後半は違う形との併用を意図していました。その中で生じるセカンドボールを前向きに回収し、サイドを使うことも狙っていました。後半の入りと進め方に関しては、そんなに悪くはなかったですが、前半からできるようにしなければなりません。今後の課題は狙い目のところに人数をかけて、ゴールの確率を高めていくことが重要なポイントです。 --新しいシーズンに向けて、青森でのキャンプを控えています。どんなことに取り組んでいこうとイメージされていますか?最初の1週間という期間になりますが、今回のご縁によって、J1のクラブがない青森の方々にわれわれのことを知っていただく機会にもなりますし、町田の方々に青森の魅力を知っていただく貴重なチャンスでもあります。また逆に青森の方々が町田に行ってみようという機会が増えることにもつながるかもしれません。そういった活動ができることも、私が町田の監督に就任した意味合いを持つことにもなります。青森でキャンプを張ることが決まった以上、私自身も青森の魅力を選手たちにも伝えたいです。また青森は食事もピッチも良いですし、青森でのキャンプからスタートし、沖縄でのキャンプを経て、新しいシーズンに入っていきます。30年も青森でお世話になった身として、青森でキャンプができることをうれしく思います。ぜひとも青森に足を運んでいただければ幸いです。
名古屋グランパス
--退場者が出て10人の状況から、先制点につながる1アシストをマークしました。ライン上を狙って蹴ったボールを決めてくれました。しっかりと守りつつ、ワンチャンスを仕留めることを考えている中で、1本仕留める形を作れたことは良かったです。ただ、1失点目につながったCKの場面は、自分の後ろでやられてしまったので、体をぶつけてでも、なんとかなったかなと悔やまれます。しっかりと修正していきたいです。 --10人になり、スクランブルの状況でプレーすることになりました。右SBの際は、目の前の対人の面ではうまくできたと思いますが、それ以外では入れ替わられる場面を作られることもありました。もう少し声をかけながらうまく対応できる形があったかもしれません。 --[5-3-1]の形になったあとは、3CBの右に入っていました。練習でも一度やる機会がありましたし、イメージはしていました。慣れないポジションなので、球際の面では絶対に負けないことは意識してやりました。1点を取ったあとは守り切るだけのような展開にならないように、ボールをつないで前に出ていく形を作りたかったですが、延長戦に入っていて、時間も短かったですし、耐え時だったかなと思います。 --ペトロヴィッチ監督のチームスタイルが浸透していく中で、個人として見えてきたことは?前に仕掛けていって、もっと結果を出せる場面もありました。質をさらに上げていきたいです。
--見事な先制点でした。難しいボールほど決められるタイプですから(笑)。守り切れたら良かったですが、(退場者が出て)10人の状況で戦う難しさがありました。 --試合のマネジメントの仕方はどんなイメージだったのでしょうか。点を取りにいくための選手交代をしていたので、難しかったです。10人になって、「さあどうする?」となっていた中で、途中までは[4-4-1]のような形で戦っていましたが、慣れない部分はあったかもしれません。それでも守れないと勝点を拾えないという課題が最後の試合で出た形です。 --もう1点を仕留めれば、という展開ではありましたが……。背後を突く形からチャンスになりそうになった場面があったように、シンプルですが、相手の背後に進入して時間を作れると、もっと良かったかもしれません。
監督
私は監督であるため、名古屋のことをひいき目に見ている部分はありますが、魅力的かつオフェンスの素晴らしいアクションを起こせた試合を選手たちは見せてくれました。ここまで20試合を戦ってきましたが、もしかしたらベストなゲームだったかもしれません。ただ、ビッグチャンスを決められませんでしたし、もし前半のPKを決めていれば、前半のうちに勝負を決められる可能性があった試合になりました。それでも名古屋は落ち着いてボールを動かすことができましたし、素晴らしいアクションから相手のゴールを脅かすシーンも多かったです。結果は残念ですが、素晴らしいプレーをしてくれた選手たちのことを称えたいと思います。 --今季から名古屋の監督に就任し、チームはどこまで成長しましたか?独自の哲学を持った中で指導をしてきました。半年が経過した中でチームは少しずつ前進しています。もちろん試合の中での浮き沈みはありますし、(地域リーグラウンドの最後の2戦である)広島戦やC大阪戦では大量失点の末に負けたこともありました。私のスタイルを実践する上で、GKからきちんとチームがアクションをしなければなりません。またピッチ上のオーガナイズの部分では、幅と深さを取って、中央に選手たちをバランスよく配置しながら、良いアクションが出てくる試合も増えてきていることはチームが前進している証です。ただ、ゲームの中では求める水準に達しないこともありますし、そのあたりのことは次のシーズンを良い形で迎えられるように修正していきたいと思います。 --前半の終了間際にPKを獲得した場面は素晴らしい連係プレーでした。3人目の選手が絡む形からチャンスを作りましたし、特に最初のアクションはとても素晴らしかったです。ただ、それ以外にも良い場面があったことも評価できます。私も指揮を執りながらピッチ上で展開されるサッカーに魅了されていました。落ち着いて前進しながら中とサイドのスペースを有効活用できる場面も作れていました。あの美しいシーンに関して、触れていただけることはとてもうれしいです。町田さんは非常に規律の高いチームです。ほかのチームと対戦する町田さんとの試合を見ても、相手は多くのチャンスを作れていません。それほど非常にコンパクトで強固なチームです。この2試合で町田さんを相手に数多くのチャンスを作ったことは、大きなサプライズと言っていいでしょう。ただ、町田サイドで見れば違う見方があるかもしれません。その点はどうかお許しください(笑)。
FC町田ゼルビア
MF 18
下田 北斗
--プレーヤー・オブ・ザ・マッチの受賞、おめでとうございます。“黄金の左足”からの見事なミドルシュートが決勝点となりました。黄金じゃないです。たまたまです。ゴールを狙ったまでです。相手は(退場者が出て)10人の状況でしたし、横にボールを動かしながら、自分の前が空いたので、シュートは打てるときに打たないと、機会を逃してしまうこともあるため、打ちました。決まって良かったです。 --決めたあとは、中山 雄太選手との“靴磨きパフォーマンス”がありました。雄太がやってくれたので、うれしかったですが、1点を取られてしまったことは課題です。また90分で勝ち切るということも含めて、いろいろな反省点が出た試合です。新シーズンに頑張ります。
MF 39
バスケス バイロン
--同点に追いつくきっかけになったCKは、右サイドでの仕掛けからご自身が獲得しました。確かに1点目も2点目も僕のプレーからゴールにつながっていますね。でもチームメートに助けられました。1失点目は完全に僕の責任です。永井 謙佑さんを背中に置いてしまったからやられていますし、僕が入った直後に失点したので、「ああ終わったな……」と思ったのですが、チームのみんなが助けてくれました。スタジアムも静まり返っていましたし、そこから取り返そうという中で、点を取り返せて、こうしてチームの勝利につながってホッとしています。延長戦のスタートから比較的長い時間出場することができて、自分の持ち味を出せて良かったですし、うれしいです。 --決勝点につながった下田 北斗選手のミドルシュートを見守って。シュートを打つと思いました。北斗くんは本当にシュートがうまいので、なんか入るかなと軌道を見守っていました。北斗くんらしい、うまいシュートです。練習からめっちゃ決めていますし。