ジョアン・パウロと小倉が2点に関与。横浜FCが第1戦を制す
横浜FC
監督
ここ最近、「ゲームの入りをしっかり入ろう」と選手たちに伝えていて、今日は本当に良い入りをしてくれました。その中でセットプレーもすごく取れていたので、欲を言えばそこで点を取っていたらもう少しラクに進められたと思います。ただ本当に粘り強くやって、後半に2-0にしてくれました。相手はパワーのある選手が4人も入ってきましたが、そこに対してしっかり[5-4-1]のブロックを組んで、チャンスがあったらカウンターで狙うという構図ができていました。選手がいろいろ理解しながらよくやってくれたと思います。 --夏に加入した窪田 稜選手に期待したことと、今日の評価は?トレーニングの中で出てくるフィジカルデータで、いつもトップスピードを叩き出してくるのが彼なんですよ。チームの中で一番のトップスピードをどこかで使いたいとずっと思っていてタイミングを計っていた中で、今回ルヴァンカップで使ってみようと。最後のクロスなどの精度はもっとトレーニングしなければいけないですが、前への推進力とかスピードは十分に出してくれたと思っています。 --リーグ戦であまり出場機会がなかった選手が結果を出したことで、リーグ戦への相乗効果は?競争がないチームは絶対にダメだと思います。リーグ戦に出ているメンバーも、今日の試合を見て「俺らもやらなきゃ」という気持ちになるし、逆に今日出たメンバーたちは「俺らもやれるよ」と自信を持ったと思います。その中で競争して、出てくる11人を使いたいですし、そこは良かったと思います。ただ、まだ1戦目で何も手にしていないですし、2戦目に向けてこのあとしっかり準備しなきゃいけないと思います。
ヴィッセル神戸
監督
失点についてもそうですが、前半は相手がパワーで押し込んでくる中で、しっかりプレスを掛けてラインをコンパクトに保ちつつタイトに寄せる部分で、少し押されてしまったところがありました。後半に関しても、自分たちがしっかりと個人で対応すべきところをやられ、本来なら防げる場面で簡単に失点してしまったのは課題だと思います。そこは修正しないといけません。 ただ、後半はリーグ戦のメンバーが出てより前に出ていこうという意識が出て、普段の自分たちのサッカー、ボールを動かして相手を崩す場面もありました。なんとか1点は取りたかったですが、それを90分間続けられるようにしていきたいです。 --JFA・Jリーグ特別指定選手の入江 羚介選手がデビューしました。彼を起用した意図と評価をお願いします。単純に、いまはケガ人が多くて、本当にチームを作るのが難しい状況です。そんな中で彼に出番が回ってきたわけですけど、もっとガムシャラにやってくれればなと思います。そこは課題でもありますが、逆に言えばデビューをきっかけに、もっとやれる選手になっていくんじゃないかなと感じています --後半は自分たちのサッカーができたという話ですが、前半は横浜FCのパワーに押されたところで、それが出せなかった?いや、単純に寄せの部分ですね。プレスのファーストフェーズからラインをコンパクトに保ってつぶし切れるか。チャレンジャーがしっかりパワーを持ってプレスバックできるか。そこが重要だと思いますし、ラインアップも含めて、それができないと厳しい。自分たちにとって生命線なので。スライドして味方との距離感を大事にしないといけないんです。相手どうこうではなく、自分たちの距離感ですね。そこがうまくいかなかったなという印象です。
ヴィッセル神戸
敗因としては、相手のロングボールに対してファーストで競ったあと、セカンドボールへの反応が全体的に少し遅れてしまい、相手にボールをキープされる時間が続いたことです。その流れで前線で起点を作られ、攻め込まれるシーンが多くなりました。ハーフタイムには声をかけて改善しようとした部分ではありましたが……。失点はどちらももったいない形で、十分に防げたものだったと思います。ディフェンスとしては本当に悔しいです。 --天皇杯準々決勝・相模原戦と同じような先発でしたが、吉田 孝行監督から「天皇杯よりもかなり意識が高くなっているように見受けられた」というお話がありました。練習の段階から、みんなの意識が変わってきているのは感じていましたし、ミーティングでもハッキリと分かりやすく伝えてもらえたので、その部分は選手たち自身が表現できていたと思います。天皇杯のときと比べれば、自分たちがやらなければいけない基準を出せた部分もあったと思います。ただ、結果的には負けてしまったので、そこはまだまだ反省が必要だと感じています。
横浜FC
MF 34
小倉 陽太
前半の立ち上がりから良い形で何度も神戸のゴールに迫ることができました。監督が代わって以降、フミさん(三浦 文丈監督)が理想とするサッカーをしっかり体現できた試合運びだったかなと思います。 --チーム1点目はシュートを打ってこぼれたボールをうまくパスにつなげて、起点になりました。自分の武器としてミドルシュートがあると思っていたので、1点目の場面も右もありましたけど、1回(足を)振ってみようと思ってシュートを打ちました。そうしたら良い感じにリフレクションして、それをしっかりパスにつなげられたので、結果オーライという感じです。自分の積極性があってのゴールだったと思うので、そこでもっと抜けていきたいです。 --自身のゴールシーンを振り返って。最初は(伊藤)翔さんとパスコースがかぶっていたので、ファーに出ようかなと思ったんですが、翔さんが良いタイミングで前に入ってきてくれたので、バイタル(エリア)の空いているスペースが見えました。そこにまず入り込もうと意識して、しっかり狙えたゴールでした。呼ばなくても入れられたゴールでもありますし、練習から、バイタルのマイナスのスペースをしっかり押さえるトレーニングをしてきたので、その意識を持ちながらポジショニングを取り、押さえた上でああいうゴールを決められたと思います。 --ルヴァンカッププライムラウンド準々決勝第2戦・神戸戦に向けて。前回の(プレーオフラウンド・)セレッソ戦では1-4から自分たちがひっくり返したので、神戸も同じように劣勢から逆転する力を持っていると思います。まずは受け身にならず、しっかりと1、2点を取って、試合を決め切れる展開を作っていきたいです。
FW 10
ジョアン パウロ
ずっと勝星を欲していたので、ようやくそれを挙げられたことがすごくうれしいです。またこのホームスタジアムで、自分たちのサポーターの前でしっかり勝てたので、自分たちがやってきたことが報われたこともすごくうれしく思っています。 --先制点の場面を振り返ってください。オグ(小倉 陽太)から自分のところにボールが入ってきて、ラストパスを(伊藤)翔さんに送ったんですが、(シュートが)相手に当たって自分のところに来たので(頭で)押し込みました。去年の国立競技場での清水との試合のように、ペナルティーエリア内で押し込むゴールというのも自分の持っている形ではあるので、すごくうれしく思います。ただ、やっぱり左足でのシュートも決めたいと思っているので、そこは一歩一歩、得点に絡んでいきたいと思います。 --この勝利をどうルヴァンカッププライムラウンド準々決勝第2戦・神戸戦につなげていきたいですか?この前も神戸さんと(アウェイで)やったばかりですが、独特な蒸し暑さの中で環境の面でも難しい試合になると思います。今回、初戦で自分たちが勝ったことで、逆に相手は立ち上がりから来るだろうし、試合展開的にもものすごく難しくなると思います。それでも大事な試合なので、落とさないようにしっかりとやっていきたいと思います。